シンガポールに住んでいた時、現地人の彼と同棲していました。
外国人パートナーに興味ある人
そんな疑問をお持ちの方のために、当時おつきあいをしていたシンガポール人の彼とひょんなことがきっかけで同棲を始めて、そこから5年間どっぷりシンガポールの庶民の生活に身を置いた私の経験を交えつつ、シンガポール人との暮らしがどんな様子だったかをお伝えしたいと思います。
- 外国人と付き合ってみたいが、異人種同士で分かり合えるものなのか知りたい
- シンガポールでの暮らしがどんな感じなのか興味がある
- シンガポール人の特徴も合わせて知りたい
目次
独身のシンガポール人はほとんどが実家生活
シンガポール人のほとんどは結婚するまで実家で暮らし、婚約と同時に新居となるHDBの購入を予約するというのが通常の流れです。
しかも新しいHDBを購入しようとしてもだいたい2〜4年待ちは当たり前なので、結婚が決まっていても新居が準備できるまでは実家でおとなしくしているケースが多いようです。
シンガポール人にしては珍しく一人暮らしをしていた彼
婚約してから新居を予約し、数年待ってやっと新生活の準備が整ったところでやっと親元から出て行く、という人が多いシンガポール人ですが、私が付き合っていた彼に限ってはちょっと特殊でした。
彼はハワイの大学を卒業し、その足でアメリカに就職。ずっとシンガポールの親元を離れて暮らしていたので、『いい年こいて親と暮らす』ことに違和感を覚えた彼は、シンガポールに戻っても実家には戻らず、一人でシンガポールの公営住宅HDBを借りて住んでいました。
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悠々自適なHDBでの一人暮らしが一転
私は私で彼と付き合っている間も、別のHDBを借りて悠々自適な一人暮らしをしていたわけですが、そんな中突然、シンガポールの物価の異常なまでの高騰が始まったのです。
シンガポールにバブル到来。突然家賃が3倍に!!
当時はシンガポールの物価が急激に上がり始めた頃で、これまで住んでいた部屋の家賃も、突然3倍の値段を言い渡されたのです。
家賃が上がったとしても、給料が同様に上がったわけではないので当然そんな金額は払えない。
なんとかもう少し、金額的にも時間的にも猶予をもらえないかと交渉してみるも、
ムリ!ヽ(´▽`)/ 払えないなら出てって♫
とのやけに上から目線の強気なオーナー。まさに当時は市場はオーナー側が有利、3倍の値段を払ってもそこに住みたい人が山ほどいたんです。
そして当然、一人暮らしをしていた彼も時を同じくして倍以上の家賃の値上がりを言い渡され、仕方なくというか、自然の流れにまかせる感じで、私と彼は家賃折半で1つのHDBを借りて二人で住むことになりました。
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シンガポールのHDBで同棲生活がスタート
シンガポール人の彼との共同生活は、ご縁あって彼のいとこのHDBをお借りすることになりました。
当時そのいとこは離婚して子どもとお母さんもろとも新しい彼氏の家に転がりこんで生活していたので、彼女のHDBは家具家電すべてついた状態でガラ空きになっていたのです。
シンガポールでの初同棲生活は広々きれいなHDB
そこはファミリータイプのHDBだったので、マスターベドルームを含む寝室が3つ、キッチン、ダイニング、とても広いリビングという3LDKの超ナイスなところでした。
シャワーもホテルのように改装してあり、水圧も抜群。これまで住んできたHDBは一体なんだったんだと思わせてくれるようなところを1200ドル/月でお借りして、私たちの同棲生活がスタートしました。
のりこ
HDBの内装はオーナー次第
HDBと一口に言っても、その中身はオーナーの趣味趣向次第でガラリと変わります。
そのいとこの家をお借りした時に、
HDBでもこんなにきれいにできるのか!(´⊙ω⊙`)
といたく感動したのを覚えていますが、そこはその家の内装にどこまでお金をかけるかで明らかに様子が変わってくるのは明らかでした。
そのいとこの家ではフル改装がなされており、
- バスルームがまるでホテルのよう(まさに上の写真のような)
- リビングが30畳くらいあって広々、間接照明や家具がおしゃれ
- リビングの一角にバーカウンターが造り付けられている
- キッチンは木目調のアメリカンスタイルに統一、HDB特有のむき出しの配管なども上手に目隠しされている
と言った具合に、家の中に入ってしまえばそこがHDBということを忘れてしまうほど美しい仕上がりでした。
ヤモリ嫌い女子
オーナーである彼のいとこは、シンガポール人にしては珍しくとても料理好きで、それに合わせてキッチンもしっかり料理がしやすいように改装されていました。
シンガポールのHDBのキッチンはお粗末なところが多い
シンガポールでは、ほとんどの家庭が共働きであること、また外食文化が充実していてホッカーセンターやフードコートなら一人3ドル(約280円)もあればご飯が済んでしまうということで、家で料理をする人がとても少ないのです。
家で料理を全くしないという人も、けっこういますヽ(´▽`)/
Graceとダンナさんもそれぞれ会社の近くやMRT駅の近くで夜ご飯を済ませて帰ってくるのだそうです。
Graceが家で料理をすることはゼロ。手作り料理は週に1回、祖母が作ってくれるランチをみんなで囲むのがお決まりなのだとか。
よってHDBでもコンドミニアムでも、キッチンが謎すぎるくらい小さいことがよくありますし、単身用のコンドミニアムなどではキッチンがついていないこともあります。
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もはや「料理しないのが前提」っぽいキッチン
私が住んでいたHDBにはキッチンはついていましたが、シンクは小さく、コンロはあるものの、小さめのガスボンベが各家庭のコンロ下にデーンと置いてあるタイプでした。
ガスがなくなればガス屋さんに電話してボンベごと持ってきてもらうシステムなのですが、電話しても持ってきてくれるのは早くて翌日。
しかも換気扇が変なところについていて何を吸っているのか謎だったりと、完全に料理には不向きなキッチン(じゃぁ一体なんのためにあるんだ?)でした。
同棲生活といっても日本とは違うそれぞれの生活スタイル
そんなわけで、彼のいとこのおかげで私たちは快適なHDB同棲生活をスタートすることができました。
同棲生活と言うとなんとも甘ったるい響きが否めませんが、先述の通りシンガポールでは家で作って食べるという文化がほとんどないため、
私たちは同棲が始まっても特に自分の生活をお互いに合わせたりすることもなく、お互いに仕事が終わったらそれぞれホーカーセンターでご飯を済ませて帰る生活でした。
家事の中で「飯炊き」と言う項目が一つ減るだけで、何かとてもお互いが自由な感じがしたのは気のせいではないと思います。
「同じ釜の飯を食う」ことに重きを置かないシンガポールの同棲生活、私はとても好きでした。
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