シンガポールで働く【現地採用とは?】シンガポールで7年間現地採用として働いてみてわかったつらい現実

シンガポールで働いてみたいなぁ。あんな大都会でキャリアウーマンになれたら素敵!

そんな夢を抱いている人に、シンガポールで『現地採用』で働くというのがどんなものかをご紹介します。

『現地採用』って、日本にいるとあまり耳にしない言葉ですよね。

どんなものかというと、ざっくりこんな感じです。

  • 現地で採用されて
  • 現地の人と同じ給与条件や
  • 現地の人と同じ勤務形態で
  • 現地の人と同じレベルの仕事量や語学力で働く

ということです。

結論から言うと、『現地採用』と一口に言ってもその勤務形態や仕事のハードさ、給料はすべて雇用主次第で大きく異なります。

いいところも悪いところもすべてわかった上でチャレンジしないと『こんなはずじゃ…』ってことになりかねません。

この記事のポイント
  • シンガポールではどんな働き方があるのか、その雇用の種類がわかる
  • シンガポールで現地採用で働くとぶち当たる壁がどんなものかがわかる
  • 自分がシンガポールでの現地採用に向いているかどうか考えるきっかけになる

今回の記事では、シンガポールで実際に「現地採用」として就職し、7年間勤務してきた私の経験を交えながら、現地採用の実態をご紹介したいと思います。

シンガポールで現地採用として働く

『現地採用』と一口に言っても、それは働く会社によって勤務形態や仕事内容は本当にさまざまで、10人が10社で働けば10通りの働き方とあると言って間違いありません。

また同じ会社の同じポジションであっても、違う人が働けばそれはまた違ったものになるんです。

シンガポールで働いている人や過去にシンガポールで働いていた人のブログなどの中には、現地採用としてシンガポールで働くのは

  • 「仕事が楽」
  • 「日本よりストレスがない」
  • 「日本よりもワーク・ライフバランスが取りやすい」

と言っている人もたくさんいらっしゃいます。

一方で私はその正反対で、日本で働いていた方がよほど人間らしい生活ができていたし、ストレスも少なかったです。

実際に私の場合は、シンガポールで就職した2社ともにかなりのハードワークで、なんならストレス性の10円ハゲが絶えないほどでした。

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なので、数少ない現地採用の情報だけを鵜呑みにして、シンガポールはどこでも仕事が楽チン!と油断して来ると、大変な目にあうこともあるので要注意です。

シンガポールで現地採用として働くことには、メリットとデメリットがあります。

実際に経験してきましたのでそれぞれを次で詳しくご紹介します。

シンガポールで現地採用として働くメリット

シンガポールで働ける『チャンス』は一番多い

もしあなたが今、日本で海外事業部なんてものとは無縁の企業で働いていたとすれば、シンガポールで働くチャンスは、ほぼ『現地採用』に限られてきます。

自分で就職活動をして、採用になったら今の仕事を辞めて現地に移り住む、というパターンです。

すべて自己責任でやるわけですから、何の保証もない代わりにその可能性は無限大。

職種によっては日本語しか使わないようなところもあるので、英語力が不安でも意外と受かっちゃうことも。

シンガポール人と同等の扱いだが給料はシンガポール人より若干高め

シンガポールで日本人が現地採用として働く場合、その雇用条件はほぼシンガポール人と同じです。

『現地採用』という名の通り、もともと現地であるシンガポールにいることが前提なので、住宅手当や帰国費用なんてものは一切見てもらえません。

がしかし、そうは言っても日本人がシンガポールで働くには就労ビザが必要になるわけで、実はこの就労ビザには『最低賃金』というものが存在します。

その最低賃金は『マネージャーレベル以上』という基準値に基づいているので、ビザが発給された段階で、シンガポールの平社員クラスよりやや高めでのスタートになるというわけ。

のりこ

逆に言うと、現地採用で日本人を雇う場合はマネージャークラスの専門性やスキルを求められるようになりました。

シンガポール人の友達ができやすい

現地採用で雇われると言うことは、同僚のシンガポール人にとっては

日本人だけどシンガポール人と同じ待遇

という親しみやすさが出てきます。

彼らが普段関わる日本人の多くは日本の企業から駐在員として赴任してきた『上司』と言うポジションのケースがほとんど。

なので現地採用の日本人となると急に親近感がわいてくるようで、どんどんシンガポール人の友達が増えます。

のりこ

海外に住んでいて一番ありがたいのが現地人の友達がいてくれること。文化や風習などいろんなことを教えてもらいました。

シンガポールで現地採用として働くデメリット

出張先のホテルで疲れ果ててベッドに倒れこむ私。

先述の通り、私の現地採用生活は、とんでもなくハードなものでした。

簡単にいうと、シンガポール人の仕事と日本人の仕事、両方を一人でこなしていたような状況で、自分に芯がなかったがために、周りの人やものすべてに振り回されていました。

シンガポールで現地採用で働く上でのデメリットは以下の通り。

同じ日本人の中でも給料が比較的安く、生活水準は低め

給料が低いと言っても、同年代くらいのシンガポール人よりは少し多くもらっているので、『貧乏』ではありません。

日本の『ごく普通のOL』みたいな生活なら、何不自由なくできますので心配はありません。

ただしシンガポールのつらいところは、その貧富の差があまりにも激しく富裕層と一般庶民の暮らしがあまりにもかけ離れているということ。

そしてシンガポールで働く日本人の中にもその格差は確実に存在していて、駐在員など会社がすべてを保証してくれる人たちは、日本では考えられないような豪華なコンドミニアムでちょっとしたセレブ生活を味わっています。

一方で現地採用の場合、家賃の高いシンガポールでは公営住宅でも数人でシェアしないと払っていけないのが現実。

嗜好品に重税が課せられているシンガポールでは、飲み会・食事会で一発で消えるお金の額もとんでもないので、行くお店や買うものにも格差が生じるんです。

のりこ

同じ日本人女性でも『駐在妻』と呼ばれる駐在員の奥さんたちは生活が派手でキラキラしてたなぁ

景気にふりまわされる(保証がない)

私がシンガポールで現地採用として働き始めてすぐに、SARSが起きました。

シンガポールはSARSの被害を直撃した国の1つだったので、その時は働いているホテルも軒並み予約のキャンセルが続いてほとんど開店休業状態。

日本人はシンガポールへの渡航が自粛ムードだったため、日本人客がこないとなれば私の仕事もなくなるわけです。

当時は本当に多くの外国人スタッフが解雇になりましたが、幸い私は解雇ではなく『2ヶ月間の無給休暇』を言い渡されました。

のりこ

無給休暇で済んだからよかったけど、、でも2ヶ月間も給料なしって辛かったわ。

そんなことが起きるのも実は現地採用ならでは。

日本と違ってシンガポールは、不要になればすぐにクビにするシステム。

そのシステムは外国人であっても『現地採用』という形態で雇われていれば同じように適用されてしまうというわけです。

一方駐在員の場合はあくまでも日本の会社から出向してきているので、何かあれば日本に戻されるだけ。職を失うなんてことはありません。

日本の常識は一切通用しない

日本人にありがちな「おもてなし精神」は、シンガポールでは自分の首を絞めることになります。

①超ポジティブは長続きしない

私がシンガポールで現地採用として働いた経験で学んだことは、なんでもポジティブに受けることが必ずしも良いとは限らない、と言うことです。

「できます!」「やります!」「頑張ります!」なんてちょっと昭和の体育会系な雰囲気すら感じてしまうこのポジティブ感。

これをそのままシンガポールに持ち込むと、結局は抱えきれなくなって結果が伴わないことになります。

のりこ

すべてが中途半端なまま消耗する。消耗してさらに結果が出ない。そんな負のスパイラルに陥ってしまうのがこの超ポジティブ日本人のパターンです。

②イエスマンはいいように利用される

この何でも受け入れちゃうイエスマン的要素は、結果主義の海外の職場においては何の価値も見出されません。

イエスマンは、海外では全く通用しないどころかいいように利用されることもしばしば。

「ミスはお前のもの、手柄は自分のもの」というスタンスを露骨に出してくるのがシンガポール人。

キャパオーバーで結果が出なければ、どんなに頑張ってもプロセスなんか評価してはもらえないんです。

シンガポールで働く日本人の種類

海外で働く日本人は大きく分けて以下の3パターンにわかれます。

  • 「駐在員」
  • 「事業主・起業家」
  • 「現地採用」

今回ご紹介している『現地採用』以外の2つはどんなものなのかを以下で説明します。

「駐在員」

駐在員とは、会社の命を受けて海外赴任としてシンガポールにきている人。

だいたいの場合は会社から豪華なコンドミニアムが用意され、その人の地位によっては車や海外赴任手当なども支給されたりするようです。

駐在員の家族も一緒に来ることも多く、子供達はインターナショナルスクールや現地の日本人学校に通ったりしています。

もちろん会社の都合で海外に来ているワケなので、駐在員本人のみならず家族全員に年に数回日本に帰国するための旅費が会社から支給されたりもします。

駐在員の場合は必ず任期があるので、早ければ2年、長くても5〜6年以内には違う国に赴任になるか日本に帰国します。

「事業主・起業家」

雇われている人たちよりももしかしたら多いかもしれないのが、自分でシンガポールを中心にビジネス展開をしている日本人。

シンガポールは「世界でもっとも起業しやすい国」と言われていて、その理由は

  • 会社設立の登録がとても簡単
  • 投資を受けやすい
  • アジアの中心地にあり英語が通じるのでマーケットが広い
  • シンガポールで起業する人向けのビザがちゃんとある
  • 法人税が安い

などがあるそうで、今や日本人だけでなく世界の成功者たちがシンガポールに拠点を移しています。

シンガポールで現地採用で働く まとめ

シンガポールに住みたい人

シンガポールでどうしても働きたい!!シンガポールで働けるならどんなことでもする!

と思っている人にとっては一番身近な『夢を実現する手段』と言えるのが現地採用

ただし、単純な憧れや日本でのストレスから解放されるためだけに安易に現地採用の道を選ぶと、

『こんなはずじゃなかったのに!』

と後悔することになる可能性も大いにあるんです。

まずは自分が現地採用としてどんな働き方をしたいのか、どんな仕事だったらできるのかを明確にしておくことが本当に大切です。

そして現地採用という道を選んだ以上は、現地で出会う『駐在員』や『事業主』(+彼らの家族)とは受ける待遇から生活水準まであらゆる面において格差があることを覚悟し、受け入れなければいけません。

メリットもデメリットもそれぞれを兼ね備えた外国人への雇用の窓口、『現地採用』。

これからシンガポールで現地採用として働こうと考えている人にこの記事が少しでも役に立てば嬉しいです。

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