今や就職や転職する上でとても重要視されているTOEICスコア。このスコアを少しでも上げておくことで、書類上で自分がどの程度の英語力の持ち主なのかをアピールすることができますよね。
なので【瞬間風速】的でもいいからとにかく高スコアを上げておきたいというのが正直なところだと思いますし、TOEICを受験することを決めた人たちの多くは、
という感じではないでしょうか?(私がそうでした)
なので限られた時間の中でできる限り無駄なく、TOEICスコアを上げにいくコツをご紹介したいと思います。
目次
はじめに
私の英語勉強歴とTOEIC受験歴とそのスコアをまずはお伝えしておかないと信憑性に欠けるので簡単にご紹介します。
筆者の英語勉強歴
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- 中学〜高校:趣味レベル。海外ドラマやボーイズバンドの歌で英語を勉強
- 大学:英文科に入学。言語学を専攻して文法などを学ぶ
- 短期留学:アメリカ・アリゾナに海外研修で1ヶ月滞在
- 交換留学:オーストラリア・ブリスベンに語学留学1年間
- 海外転職:シンガポールに転職、在住7年
筆者のTOEICスコア歴と実際の英語力
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- 大学1年生時のTOEICスコア:600点(英語はまったく話せない)
- 大学3年生時:740点(英語はまったく話せない)
- オーストラリア留学後:890点(簡単な日常会話はなんとかなるがたどたどしい)
- シンガポール帰国後9年目:945点(日常会話はなんとかなるがとっさに出てこない)
このように、わりと若い頃から英語は好きで触れて続けてきたのですが、私の実際の英語力(聞く・話すなど)がTOEICスコアの上がり幅と比例して抜群に良いかというと、
実はそうでもないのです。
現在はシンガポールから帰国して9年もの月日が流れ、その間ずっと日本で日本語オンリーの生活。私の英語力は悲しいほどにだだ下がりしていました。
がしかし、TOEICを受けるに当たり【TOEICのための勉強】をしたことで高スコアをとることができたので、その勉強法についてご紹介したいと思います。
TOEICに向けて準備する教材
先ほど言ったように、英語力とTOEICスコアは必ずしも一致しません。限られた時間の中で効率よくTOEICの勉強をする方法は、
がおすすめです。受験当日のその日まで、とにかくTOEICの過去問題をやり続けます。一度終わってもなんどもやります。なので、TOEICを受験することを決めて申込みをしたら、まず用意する教材は『TOEIC過去問題集』です。
↓筆者が実際に使った問題集はこちら
TOEICの問題構成
では具体的にTOEICとはどんな試験なのかを見ていきましょう。あまりこまごまと説明してもよくわからないので、極力シンプルにいきます。
1部リスニング
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- 写真描写問題:1枚写真について4つの説明文を聞き、正しいものを選ぶ。
- 応答問題:1つの質問に対して3つの応答が流れ、適切な応答を選ぶ。
- 会話問題:複数人での会話が流れ、それについての設問を読み答えを選ぶ。
- 説明文問題:やや長めの文が流れ、それについての設問を読み答えを選ぶ。
2部リーディング
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- 短文穴埋め問題:短い文章の空欄に合う答えを選ぶ。
- 長文穴埋め問題:長めの文章の中の空欄に合う答えを選ぶ。
- 読解問題:新聞記事や広告、メールのやり取りなどを読んで設問に答える。
TOEICスコアを伸ばすための勉強法
上記ではTOEICの問題構成をご紹介しました。2016年からは新形式が導入されていますが、私が受けてみた印象としてはそれほど大きな変化はなかったと思います。ただし、
ではスコアを伸ばすための勉強法をご紹介していきます。
リスニングセクション
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- TOEIC問題集に付属のCDをとにかく聞きまくれ(移動中など聞き流しているだけでもOK)
- Youtubeにリスニングセクションの過去問題がたくさん出ているので、とにかく聞きまくれ
- 聞きながら設問を読む練習をしろ
- 聞き取れなかったところはマークしておいて次に進み、最後まで終わったらそこに戻って聞きなおせ
ポイントは、
なのでむやみにいろんな問題集などを使って幅広く文法からやり直したりするのは効率が悪いのです。それは時間があるときにゆっくりおさらいするとして、とにかくTOEICの出題パターンに慣れておくことが大事です。
特にリスニングセクション最後の『説明文問題』では、短い時間の中で放送されている英語を聞き、さらに手元の紙に書いてある設問と答えの選択肢を読まなければならないので、耳と目と頭をフル稼働で取り組む必要があります。
そこで取り組み方としては、
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- 全部しっかり聞いてから、設問と答えの選択肢を読む
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- 放送が始まる前に急いで設問と答えの選択肢を読んでから、聞く
上記2通りから自分のやりやすい方を見つけて、繰り返し問題集で練習することをおすすめします。
また、TOEICは時間との戦いでもあるので、聞き取れなかった、設問を読みきれなかったと言ってそこにとどまっているヒマはありません。
問題集で練習するときには、後で自分がわかるようにだけしておいて、CDは止めずに進み、終わってから戻って見直しです。
リーディングセクション
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- リーディングセクションはとにかく時間が命。タイムを測って何度も問題集を解く。
- 問題集だけでなく、様々な英語記事を高速で読む練習をする。
- 読んでいる文章から、何が言いたい記事なのかざっくりしたポイントを見つける練習をする。
ポイントは、
時間があればもっとちゃんと読んで、考えて、設問を読んだらまた文章に戻って確認して、そしたら正解がわかるのに。
何度そう思ったことでしょう。
リーディングセクションの序盤の穴埋め問題は、文法に強い日本人は得意中の得意とするところで、けっこう余裕な感じで進みます。
難関は最後の読解問題です。
問題自体はそれほど難しくないのです。広告や看板、メールなどの文章ですからいたってシンプルで引っ掛け問題も少ない。
私が前回受験したときは、残り10分のところで、あと7ページも残っていて本当に焦りました。1ページ1分のペースで行かないと追いつかないのですから。
なのでこのリーディングセクションに対する効果的な勉強方法は、
【英文を読むスピードをあげる練習】
に尽きると思いました。ちなみに私は日本語でも読むのが遅い方なので、高速で読むことの難しさはよくわかっています。それに加えてTOEICは英文なのでなかなか頭に入ってきません。
TOEICの申込み〜当日の流れ
TOEICの申込みはホームページから簡単に行えます。会場と日時から自分に合ったものを選んでクリック、IDとパスワードを設定すれば登録完了、支払いもクレジットカードでポチッと完了。本当に便利になったものです。
しばらくすると受験票が送られてきますので、当日はその受験票に写真を貼って持っていきます。当日は指定の受験会場に行くと、受付で受験票と身分証明の確認があった後、指定された席につき、試験が始まります。
TOEIC試験当日に気をつけたいこと
いよいよTOEICの試験当日。リスニングとリーディングそれぞれ練習を重ねてきたので、あとはもう集中して臨むのみ。
がしかし試験中に注意しないといけないこともいくつかありますので、それをご紹介して今回の記事は終わりたいと思います。
わからないところ、間に合わない箇所でも絶対に空欄にしない
当然わからなかったところや自信がなくてもう一度ちゃんと考えたい、と思う箇所が出てきます。しかし、TOEICは時間との戦いでもあるのでもう後戻りしているヒマは本当にないんです。
なのでどうしてもわからないところ、あとはリーディングで最後まで終わらなかった場合も、終了直前に適当でもいいのでどれかをマークして出すようにしてください。適当だとしても確率は4分の1あるのです。
体調を整えておく。咳やくしゃみが心配なら対応を
前回のTOEIC試験でとても気になったことがあったのでそれもご紹介しておきたいと思います。明日は我が身、何が起きるかわからないので。
また私もひどい花粉症なので、季節的にくしゃみ連発なんてことになったら大変だなと思い、マスクやティッシュは用意していきました。
当日になって咳やくしゃみなど、試験に集中できない事態になっては今までの努力が無駄になりますので、(あとは周りの受験者さんのご迷惑にもなりますので)体調管理や諸対応をしっかりして臨みたいものです。
まとめ
今回の記事では、短期集中型の勉強方法でTOEICの高スコアを狙う方法をご紹介しました。実際にこの勉強法で、英語から離れて9年のブランクをもつ私でも945点を取れました。
冒頭でもお伝えしたように、実際に役立つ英語力を身につける方法と、TOEICで高スコアを叩きだすための勉強法とはまったく別の話になりますので、その辺はぜひ割り切って、集中してやってみてはいかがでしょうか。
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