親が環境を与える?自主性に任せる?【子どもの英語学習】の心得とは

日本人のほとんどが、日本語しか話せないという現実。

その中で自分自身が英語ができなくて苦労をした経験がある人なら誰でも、自分の子どもには英語を話せるようになってほしい、自分のような苦労はして欲しくない、できることなら小さいうちから遊びの延長くらいの感覚で習得してほしい、そう思うものだと思います。

私が海外に住んでいたことを知っている友人たちは、「せっかくお母さんが英語ができるんだから、自分の子どもに英語を教えたらいいのに」とよく言ってくれます。

でも、結局私は息子には英語を教えることはしませんでした。

自分の子どもに英語を教えなかった理由

前回の記事でもご紹介しましたが、もちろん私だって悩みました。彼に英語で話しかけて、英語で遊んで、英語で読み聞かせして、毎日きちんとそれを積み上げていけば、もしかしたら今ころ彼は少しくらい英語を話せたかもしれません。

でも私はそれをしませんでした。その理由は以下の通りです。

初めての子育てで身も心も余裕なし

私は今の主人と結婚したのと同時に、主人がそれまでシングルファザーとして育てていた中2と小6の子どもたちとの生活もスタートしました。シンガポールで好き放題気ままにやってきた私ががとつぜん、結婚して出産した瞬間から合計3人のお母さんになったのです。

思春期の子ども2人と新生児1人。いわんやその生活は、右も左もわからない私には毎日が嵐のように忙しく、身も心も消耗していました。上の子2人の学校行事に部活の送迎、新生児のおっぱいの時間にオムツ交換に意味不明の泣き叫びに突然の発疹や発熱。大人用と新生児用の食事作り、さっき片付けたのに一瞬で散らかる家の中。

そんな中にいて、生まれたばかりの息子に英語がどうこうなんて、正直考えてる余裕すらなくなって行きました。かーさんはもう、いっぱいいっぱいだったのです。

「英語が話せる=優秀な人」ではないから

結局は自分の忙しさのあまりに息子に英語を教えてずに育ててしまったのですが、だからと言って私がそれを激しく後悔しているかといえば、答えはNOです。むしろ、全然気にしてません。

なぜなら、1人の英語ユーザーとしての私の持論は、

英語ができるのと国際感覚を持っているのとは違う。また「英語ができる人=優秀な人」であるとも限らない。

 

ということ。

実際に、海外でけっこうお見かけしてきました。ネイティブクラスの英語を話す、仕事できない人。

だから今現在、我が息子が一言も英語を話せなくても、私は全然心配になったりしません。

むしろ今は、きちんと書き順正しく漢字を書けることやクラスのお友達に優しくすること、ウソはつかないことなど、人としてちゃんとした人になってほしいという気持ちの方が強いのです。

 

だから、私にとって息子の英語力は二の次、三の次です。

むしろ、子どもがやる気になったらそこから教え始めても、遅すぎることはないかもしれないのです。

好きになれば自分からやる

私が日本に帰ってきて、子育てしながら英語を活かせる仕事はないものかと調べていたときに、ものすごい数の候補が出てきたのが、【子ども向け英会話教室の講師】でした。それをみて子どもの英会話教室がとんでもなく需要が高いことを知りました。

もちろん週に1〜2回の英会話教室が無駄だとは言いませんが、それで話せるようになると期待するのはちょっと違うと思います。

英会話教室 効果は期待せず楽しむことを優先に

子どもの英会話教室で一番大切なことは、通わせている事実よりも「子どもが楽しんでいるかどうか」「本人が好きで通っているか」ではないかと思うのです。

週1回の英会話教室から子どもが英語の楽しさを見出したり、それを通して英語が好きになれば、おのずと子どもは自分からやるようになります。

そんな「英語の楽しさを発見できる環境」が提供できていれば、英会話教室の役割も、その環境を提供した親の役割も、果たせたことになるのではないでしょうか。

好きなことや得意分野を見つけてほしい

私にとっての英語は、大好きなアメリカのボーイズバンドを知る上でとても重要なツールでした。

毎日ディスクマン(当時売っていたウォークマンのCDバージョン。でかくてポッケに入らないやつ笑)で彼らの曲を聴いて歌詞を書き出してみたり、その中でも私が大好きで結婚したかったジョーイに宛ててファンレターを書いてみたり。

そうすることで、いつの間にか英語は、私の得意分野になっていました。得意になると英語はもっと楽しくなってくるので、毎日継続できる。継続できるから上達する。

そんな自分の経験から、私は息子にも何か好きなものを見つけてほしいと思っています。それが英語になるかどうかはわかりませんが、それもヨシなのです。

英語が特技になっては芸不足。

私が海外に出てみて初めて気が付いたこと、それは、私には特技がないということ。

だって、日本にいる時は、私の特技は「英語」だったのです。ところが一歩海外に出れば、英語はできて当たり前。英語が母国語の人がゴロゴロしている中で、「特技は英語です」なんてちゃんちゃら可笑しい話。

「英語」が特技としてカウントされなくなったら、私には他に趣味も打ち込めることもないことに気づいてしまったのです。

なので息子には、「英語」以外に趣味や得意なことを作ってほしいと思うのです。

語学以外に得意なことを見つけて、そこで友達を作ったり何かに打ち込んで成果を出すことで自分に自信をつけてほしいと考えています。

 

そしてその上で、やはり英語は話せた方がいいと思うのであればそこから海外に留学することや語学研修に参加することを検討するのが良いと思います。

私の実体験から言えることは、

言語はあくまでも『ツール』なのです。『ツール』であって『目的』ではない。

 

子どもの英語学習:どこまでやるのか、明確なゴールを決める

先日書いた記事にこのようなものがあります。

【英語は独学OK】海外で仕事をしてきた私が教える英語学習の心得

この記事では、日本にいながらにして英語を独学する場合には、目標設定を間違えないことが非常に重要であると書きました。

それは子どもの英語学習においても同様にとても大事なこと。そしてそのゴールは本来であれば子ども本人が決めることだと思います。親はそれに寄り添ってあげるくらいがベストかもしれないですね。

コツや注意点は以下のとおりです。

  • 英語を始めたら、どのレベルになるまで頑張るのかをきちんと決める。
  • 子ども自身が、英語を学ぶことを楽しい思っていることが大事。
  • 決めたゴールのレベルによって、週一の英会話教室でいいのか、インターナショナルスクールに入れるのか、海外留学させるのか、親も一緒に考える。
  • 親と子が思い描くゴールが違うと、むしろ英語嫌いを生み出す危険性もあるので注意。

選択肢を与えられるのは親

とはいえ、子どもが興味を持つものや好きになるものは、親が子どもに与えた環境の中から選ばれていますよね。そもそも親が見せるものしか、幼い我が子は見てこないのですから。

親が子どもに与えられる環境の幅が、子どもの選択肢の幅になる

 

ということは、親だって油断していてはいけません。お金を払って英会話教室に通わせて、「はいこれで英語ペラペラになってきてね」なんてことは許されないわけです。

親が我が子に提供する環境と選択肢。

 

それは「子どもが英語に興味を持つようなきっかけづくり」だったり「子どもがやりたいと言ったらすぐにやらせてあげる経済力」だったり、その側面は様々です。

かわいい我が子ですもの、1つでも多くの選択肢を提供したい、よりよい選択肢を揃えておいてあげたい。そう思って行動することで、親もどんどん成長していけたら最高ですね。

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