語学留学は意外と失敗する【失敗する理由と成功させるコツ】

語学留学って、実は失敗して帰ってくる人がけっこう多いって、知ってましたか?

何を隠そうこの私も、大学最後の1年間を、オーストラリアの語学学校で交換留学生として過ごしました。

今まで内緒にしてきましたが、実は私も、どちらかというと語学留学に失敗した方なのではないかと思っているうちの1人です。

オーストラリアでの1年間の語学留学を終えたときの私の英語力がどんなもんだったかと言うと、

  • 当時大ヒットしていた映画『タイタニック』を劇場に4回も観に行ったが、字幕がなかったので実は細部のストーリーや会話がわかっていなかった。
  • 帰国後、日本の大学に復帰した時に担任だったアメリカ人の教授に『How was it?』(留学生活はどうだった?)と聞かれたのに対して、『good』(よかったです)としか言えなかった。

という感じで、わりと情けない状態だったのです。でも、失礼を承知で言わせてもらうと【私よりできないままで帰国していく日本人】もたくさんいたのも事実です。

語学留学とは:英語力を身につけたい人にとって一番手短な方法

アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏では、ほとんどの大学に語学コースが設置されています。

大学に入って現地の学生と同じ授業を受けるにはまだ英語力が足りなすぎる外国人専用のコースで、そこで一定期間英語を学び、その後試験を受けて各大学の基準に達していれば入学申請に進めるというシステムです。

また大学附属の語学コースの他にも、プライベートで経営している語学学校もたくさんあり、最近ではセブやフィジーなどのアジア圏も留学先として人気が出てきているようです。

『語学留学』というのは、現地の学校で現地の人たちと一緒に学ぶのではなく、語学学校に、英語だけを専門に学びに行くことです。

その期間は人によって様々ですが、語学留学のほとんどが1年間というのが一般的なのではないでしょうか。しかしこの1年間という期間が、長いのか、短いのか。

もっともポピュラーだが、もっとも微妙な1年間という留学期間

語学留学というとほとんどのケースが1年間という期間を選ぶのではないでしょうか。1年間というと長く感じるかもしれませんが、実際に語学留学をしてきた私の率直な感想は、「やっとなんとか聞き取れるようになった気がする」レベルです。

本来ならばここから徐々に話せるようになって、友達ができて、、グイグイ上達していくところなのですが、ちょっきり1年で帰国し再び日本語オンリーの環境に戻るので、せっかく聞き取れるようになってきた英語もあっという間に忘れてしまいます。

1年間とは、語学の分野ではまだまだ初心者の域を抜けきらないレベルなのです。

語学留学の失敗とは?

ではそもそも、「語学留学に失敗する」とはどういうことなのでしょうか?

それはズバリ、

かけた時間と費用に全然見合わない英語力でノコノコ帰ってくること

 

です。英語を学びに行ったのに、ほとんど英語ができないまま帰国する人、実はとても多いんです。

その原因は、そもそも中途半端な留学期間の短さにもありますが、そのほかにもその限られた留学期間をどのように過ごしたかによって身につける英語力に大きく差が開いていくということがあげられます。

語学留学あるある

では語学留学がどのようなものかを具体的にご紹介します。

① 授業内容は日本の中学校や英会話スクールと変わらない

海外の語学学校のほとんどは、最初にレベル分けされた15~20人で1クラスに分けられていて、そこに担任の先生が1人つきます。

授業は日本の中学校と同じように、まず先生がしゃべって、例題をやって、発表させる、時々グループディスカッション、みたいな流れです。日本の中学校との違いは、先生も事務職員も全員が英語しか話さないので、必要な事務手続きは全て英語で行う必要があったことくらいです。

② クラスメートはほぼアジア人

そしてこれは誰しもが経験する、『語学留学あるある』です。

教室に入るとそこには見渡す限りのアジア人。それはそうですよね。ここは語学学校。英語を勉強しにきている外国人ばかりなのです。

私もオーストラリアに語学留学した時に同じクラスだったのは、タイ、韓国、台湾から来た人たちでした。クラスメートとして出会ってそこからとても仲良くなり、今でも交流が続いていますので、いろんな国に友達ができると言う点では素晴らしいと思います。

がしかし、お互いが同じようなつたないレベルの英語で会話していたのでは、集中的に英語力を上げるためには物足りない環境なのかもしれません。

③ 先生のあたりはずれがスゴイ

語学留学で起こりがちな現象として、せっかく英語圏の国にいるのに、毎日会える唯一のネイティブスピーカーが担任の先生だけだということ。

現地の高校や大学に入って現地の学生と一緒に勉強するのと違い、『語学留学』では悲しいくらいに現地の人との交流が持てないのが現実です。

しかもその触れ合える唯一のネイティブスピーカーである担任の先生が、良い先生ではなかったり相性の悪い先生だったのしたら、その1年間はどうなってしまうのでしょう。

私が実際に経験した先生の中には、「英語ができない人たち」を子ども扱いする人がいました。

絵を描かせてそれをみんなに見せるだけ、お面を作って頭につけさせるだけ、という幼稚園でやるようなことを大の大人にやらせるのです。

語学学校にきている生徒たちは、もちろん学生もいますが、仕事で英語が必要になり勉強しにきた、あらゆる分野でのプロフェッショナルたちがたくさんいます。

そんな人たちを子ども扱いする人が担任なら、どんなに高い費用を払って教わっても英語力が上がるわけがないのです。

語学留学が失敗に終わる理由

なかなかその実態がわかりにくい「語学留学」。ではその語学留学が失敗に終わってしまうのは、どうしてなのでしょうか。その理由をご紹介します。

① 英語圏にいるのに英語を話す機会が少なすぎる

先ほどもお伝えしましたが、せっかく英語圏にいても、語学留学の場合は実際に現地の人と友達になれるというのはレアなケースです。なぜなら、語学学校にいる限り、周りは英語を勉強しにきた自分とほぼ同じレベルの人たちばかりなのです。

また語学学校には日本人も多いので、つい日本人同士のグループが出来てしまったりするのです。これが一番留学先でやっては行けないことですよね。

わざわざ外国に行ったのに日本人の友達を作って日本語で話していたのでは、一生その国にいても英語は覚えられません。

② 語学留学でどのレベルの英語を身につけて帰るかのビジョンがない

語学留学に行く人のほとんどは、「語学留学さえしてしまえば自分の英語力はなんとかなる」と信じていくので、どのレベルまで頑張るのかなんて具体的な目標は決めていないことが多いのです。

ところがたった1年間なんて期間は、言語を習得するうえでは全然足りないわけです。よって目標もないままに行ってしまうととても中途半端な状態でアッと言う間に帰国の日を迎えてしまうのです。

③ 親に行けと言われて来たやつは遊びに来ている

金持ちの両親が『娘たちには英語堪能な国際人になってほしい』との願いをこめて、姉妹揃ってオーストラリアに語学留学させていました。

授業料の他に、姉妹が不自由しないようにと莫大な生活費を仕送りし、2人は豪華なコンドミニアムに住みながら語学学校に通う。

肝心の彼女たちは、「親が行けっていうから仕方なく」来たそうなので、英語なんてハナから勉強する気はなく、2人はいつも日本人とつるんで豪遊。そして当然のように英語なんて一言も話せないまま帰国しました。

上記は私の留学中に実際にお会いした日本人姉妹の話なのですが、親の心子知らずとはまさにこのことですね。

やはり語学習得は、自分の意思と決断で行動しなければ何の結果も残せないということ。

英語を確実に身につける語学留学のススメ(成功させるコツ)

ここまでは、語学留学で失敗するケースやその原因についてご紹介してきましたが、では失敗しないためにはどうしたら良いのかを考えます。

本当に語学留学が必要なのかを考える

そもそも語学留学をする必要があるのか、もう一度冷静に考えてみることも大切だと思います。

語学留学でどの程度まで話せるようになって、その後はどうするのか。目標設定がとても大事です。

大学附属の語学コースに行くならば、数ヶ月後には大学に入って現地の学生と一緒に授業を受けられるようになるまで頑張るのが本来の語学留学の姿なのではないかと思うのです。

留学期間をどのように過ごすかをしっかり決める

語学留学をすると決めたのであれば、その留学期間をどのように過ごすのかを具体的に決めておくことが重要です。

何も決めずに留学してしまったその行く末は、日本人同士で仲良くなって英語を全く使わずに終わってしまうとか、ただなんとなくアルバイトを始めてしまったら勉強する時間がなくなってしまったとか、本来の「語学留学」の意図とはかけ離れた生活を送ってしまって、結局英語ができないままと言う状況になりやすいのです。

帰国時にどんな自分になっているかを明確にする

とにかく英語を勉強するなら目標設定が大切。語学留学に関しても、この留学が明けて帰国する時の自分がどうなっていたいのか、最初から決めておかなければ頑張りようがありません。

たとえペラペラになっていなかったとしても、帰国する時はせめて英語の本を一冊読み切れるようになるとか、ニュースを聞き取れるようになるとか、現地人の友達を作って普通の会話を楽しめるようになるとか。そのゴールは人それぞれです。ゴールが決まっていれば、あとはそこに集中して進むだけなのでやることが明確になりますよね。

まとめ

今回の記事では、英語学習者が勘違いしがちな語学留学について、その実態と失敗するケースをご紹介しました。せっかくお金と時間をかけるのです、その効果は最大に引き出して帰りたいもの。

残念な留学経験にならないためにも、やはり「目的」が明確でなければ途中でブレてしまいます。

また自分の子どもに語学留学をさせる場合も、親はぜひこのような実態も知っておかなければいけないと思います。現地での様子が見えない親は、ただ子どもが『海外留学をした』というだけで、うちの子はこれでペラペラになって帰ってくると信じ込んでしまうのです。

でもそれは大間違い。語学留学でどうなりたいのか、そのためには留学期間をどう過ごすのか、よくよく考えておくことが大切です。

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