人と会う機会は多いのに、会話がなかなか弾まない、続かない。そんな人いませんか?
今回の記事では、会話をしていて楽しい人とそうでない人の違いを考えつつ、ストレスなく会話を弾ませるコツをご紹介したいと思います。
目次
会話をしていて楽しい人とそうでない人の違い
同じような環境で会話をしていても、一方のテーブルでは話がすごく盛り上がっていて大笑いまで起きている。
しかしもう一方のテーブルではなんだかお互いに目を泳がせながら、なんならちょっと汗をかきながら、落ち着かない様子で細々と会話をつなげている。
この違いは何なのでしょう。
会話が続かない人の特徴
会話をしていても全然続かなくてすぐに沈黙がやってくる人。そんな人にはこんな傾向があります。
① 話に集中していない
まず人の話をきちんと聞いていないのです。
今はこの話題で何とかつながっているけど、このあとは何を話そう、沈黙にならないようにしないと、などなど、会話をしながらもまるでバックグラウンドアプリのように頭の中でいろんな自分がフル回転でいろんな事態を想定しています。
そう、結局は自分のことばかり考えているのです。
② 会話が広がらない
【会話はキャッチボール】とよく言いますが、まさにその通りで、片方の人だけが話していても会話にはなりませんし、相手にボールを投げなければ返ってくることもありません。
そしてキャッチボールよりももっと大切なことは、お互いの話を「広げる」ことです。
会話が続かない人がやってしまいがちな間違いは、相手の話をやみくもに深掘りしようとしてしまうこと。
一つの話を掘り下げてしまうと、専門性が出てきたりマニアックな域に突入してしまうので、もはやついて行けなくなって、「へぇ、そうなんだぁ〜」で会話終了です。
③ 挙動不審とナゾの同調
会話が続かない人は、自分が挙動不審になっていることに気づいていますか?
会話が続かない人は、つねに会話が途切れることを恐れているので目が泳いでいます。そして相手の話には集中していないので、何か言われても「うんうん」「あ〜あるね」「なるほどねー」「わかるわかる」とかぶせ気味に同調するのです。
ただ、これをしてしまうと相手は話しづらくなってしまいます。
なぜなら、「あーあるね」「わかるわかる」とかぶせられたら、だいたいの人は「こいつ本当はわかってないくせに」と違和感を感じます。
そして無意識のうちに『わかってるならもう話す必要はない』という気分に切り替わってしまうので、口をつぐむのです。
会話がはずむ人の特徴
それでは反対に、誰とでも会話がはずんでしまう人の特徴を3つあげてみました。
① 相手に興味や関心を持つ
話していて楽しい人というのは、聞き上手であることがほとんどです。
相手に関心を寄せ、相手のとっておきの引き出しを見つけてあげる。そして相手が話したいことを存分に話させてくれるのです。
② 相手が聞かれたいことを質問をする
そして会話が弾むタイプの人は、質問上手です。
口ベタな人や人見知りな人も含めて、実は多くの人の中には『自分の話を聞いてほしい願望』があるのだそうです。
会話が弾む人というのは、まずは相手の話を聞いて相手のニーズや話したいことを察知して、それに合わせた質問をしてあげることで、相手の『自分の話を聞いてほしい願望』を成就させてあげられるのです。
③ 自分の意見を持っている、主張できる
会話とは、相手の話を聞くだけではありません。自分はどう思っているか、自分はどんなことをしてきたのか、相手が知りたい情報をきちんと伝えられることがとても大切です。
自分の意見はしっかり持った上で相手の話を聞く。自分の考えと違うならなぜそう思うのかを聞き直す。自分の意見をしっかり持つ人は、相手の意見も尊重できるので、建設的な会話が成り立つのです。
会話が続かない原因
ここまで会話が続かない人の特徴と、会話がはずむ人の特徴をそれぞれあげてきました。
では会話が続かない人は、なぜ会話をはずませることができずにいるのでしょう。その原因を考えてみます。
① 相手との共通点が少なすぎる
当然のことながら、初対面の人だろうと顔なじみだろうと、相手との間に共通点や共通の話題がなければ、話すことなんて何もないのです。
初対面の人であればお互いの自己紹介でつなぐことはできますが、自己紹介の後、お見合いのように形式的な「ご趣味は・・」とか「休日にはどんなことを・・」なんてやり取りが終わったらもう、それ以上話すことはありませんよね。
なので会話を続けていくためには、お互いの共通点さがしがとにかく急務になるのです。
② 相手と会話している目的が曖昧
人と人とが会って会話をしている時って、必ず目的があるものです。
- 相手と仲良くなりたいのか
- 相手と恋愛関係になりたいのか
- 相手と仕事上の仲間になりたいのか
- 相手から何らかの利益を得たいのか
など、何の目的で会話をしているのかが明確であれば、おのずと話題の方向性は決まってくるもの。
例えば、異業種交流会に参加したのであれば、その目的は「違う業界の人たちと横のつながりを持ちたい」ですよね。ならば話す内容はお互いの仕事のこと、プロジェクトや勤務形態、出張の有無など、異業種ならではのトピックスがいくらでも出てくるのです。
③ 聞き返せない、質問できない
会話が続かない人の中には、ただただ相手の話を聞いているだけ、というタイプの人もいます。
よほど相手がおしゃべり好きで、のべつ幕なし自分の話ばかりしていたい人の場合ならそれでも良いのですが、やはりそれでは会話とは呼べないですよね。
会話が続かない人というのは往々にして質問ベタであることが多いです。相手の話に対して何を質問したらいいのかわからない。もしくは特に聞きたいことも思い浮かばない。何を話しているのかそもそもよくわかってないけど、聞き返したらシラけさせてしまいそうで、それもできない。
こんな調子で質問ができないままだと、相手との会話は一切広がることなく、一方通行でとてもつまらないもので終わってしまいます。
会話が続くようになるコツ
① 話題の数だけ強くなる
会話が続かない人からすると、話題の多い人って本当に羨ましいと思ってしまいますよね。一体どこからそんな話題がゴロゴロと出てくるのかと不思議にすら思います。
そう思うのであれば、自分も「話題豊富な人」になれば良いのです。
話題の多い人は、好奇心もつよく自分で様々な情報を取りに行きます。わからないことはすぐに調べるし、わかる人に聞いたりSNSで呼びかけたりする。
手持ちの話題が増えれば増えるほど、相手との共通点も見つけ安くなります。
② 自信を持って話す
人と会話をする上で、相手のためにもぜひ身につけてほしいことの一つは自信を持って話すということです。
以前の記事でご紹介しましたが、自信のある話し方というのは、相手にも安心感を与えます。(記事はこちらから:自信を持って話すコツ)目は泳ぎっぱなしで落ち着きなく話していたのでは、信頼性に欠ける上に相手にも居心地の悪さを感じさせてしまうのです。
③ シナリオは少なめに、話を広げるパターンを作れ
会話はキャッチボール。そしてその球数は多い方がいいに決まっているわけですが、その球数(話題の量)を準備する時に気をつけなければならないことがあります。
あまりに準備周到にしすぎて、シナリオをたくさん用意してしまう人がいるのです。しかし多すぎるシナリオは、覚えきれないので結局意味がありません。
まさか相手の目の前でカンペをみるわけにもいかないので、シナリオは覚えきれる範囲で作るのが一番です。
大切なことは、会話を「広げる」パターンを作っておくということです。そのパターンさえ掴んでしまえば、トピックが少なくても会話は弾むのです。
「会話の広げ方」については次の記事で具体的に説明していきますね。
まとめ
本来は楽しくて学びの多いはずのコミュニケーション。ちょっとしたコツと準備と自信で、会話を弾ませることは誰にでもできるようになります。ぜひ実践してみてくださいね。
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