人前で話すと、頭が真っ白になるアナタへ【あがり症を克服する方法】

人前で話すということ。

仕事でプレゼンをしなければならない、サークルで発表しないといけない、営業先でお客様を納得させなければならない、くじ引きで負けてPTA会長になってしまった、などなど、そのステージの規模は様々ですが、あがり症の人にとっては相手が何人であろうとも、「人前で話す」という行為はまさに恐怖そのもの。

自分の出番が近づくにつれて、極度の緊張からもう手汗にワキ汗に、もう毛穴という毛穴から汗が吹き出てきて、心臓も今にも口から出てきてしまいそうだ。

準備はしてきたはずなのに、いざとなると「あれ?何をしゃべればよかったんだっけ?」と完全にパニックになってしまう。

極度のあがり症で失敗ばかりだった私の話

実はこんな記事を書いている私も、ちょっと前までは極度のあがり症でした。

どれくらいのあがり症かというと、中学校時代は隣の席の男子を話をするだけで顔が真っ赤になりましたし、国語の授業で音読しろと当てられるだけで、手足ガタガタのワキ汗びっしょりでした。

卒業式の練習で壇上に上がるのすらチビりそうなほど緊張して、席に戻ると手が震えて、なぜか腹筋が痙攣したりしていました。

人前でのスピーチで最大のピンチ

大学生の時に、オーストラリアでの留学経験の話をしてほしいと市内の留学希望者が集まる説明会でスピーチを頼まれました。そのときのことは今でも完全にトラウマなので一生忘れないと思います。

  • ほとんど準備せず、当日の朝に話すことを考えて箇条書きで持って行き
  • ステージに立った瞬間に、冒頭何を言えばいいのかわからなくて口ごもり
  • そこからは箇条書きにして行ったトピックにさえどう触れたら良いのかわからなくなり
  • 結局、内容は支離滅裂なまま終わり、あまりの恥ずかしさに死にたくなった

と、こんな感じでした。

現在の私は

現在はどうかというと、今でも人前で話す時はもちろん緊張しますし、人知れず手汗もワキ汗もけっこうかいています。

元あがり症の私にとっては、最初のうちは人前で話すことは苦痛でしかなかったのですが、様々な工夫と苦労を重ねながら「場数」をこなしていったことで、今ではステージに上がっても、緊張はすれど頭が真っ白にはならなくなりました。

私が実体験から学んだ一番の克服法は、【あがり症の正体を知る】ということでした。

【あがってしまう】その正体とは

では具体的に、あがり症の正体や原因となっている心理的要素とはどんなものなのでしょうか。

よくよく考えていくと必ず気づくのですが、「あがる」という行為自体、誰かが強要したものでもなんでもなく自分自身が生み出している状態なんですよね。

 

① 実はカッコつけようと無理をして背伸びしているサイン

人前で話す時に極度にあがる場合というのは、潜在的にも顕在的にも、他人に「良く思われたい」という願望が働いているのだそうです。

「好かれたい」「すごい人だと思われたい」と思っているけど、もしもヘマでもしてしまったら、自分のガラスのハートが無残にも壊れてしまうかもしれない。自尊心が完全にくずれおちてしまうかもしれない。

そんな精神的ダメージを受けるのを避けるために、あがり症という形で頭が真っ白になったり逃げたくなったりするのだそう。要するに、自分のハートから発動された、防衛本能なのです。

② 本当は誰でも緊張はしている(あなたが異常なわけではない)

ステージで楽しそうにスピーチをしている人や、会社で堂々とプレゼンをしている人。ちょっとした集まりでも上手にMCができる人。

そんな人をついほれぼれと見てしまう。自分があがり症なだけに、ステージに立っている人を見て「この人はすごいなぁ」と思ってしまいますよね。

でも実際は、全然緊張していないように見えるその人も、実はめちゃくちゃ緊張していたりします。本当は誰でも同じように、あがり症の側面を持っているものです。

 

あがり症の人はついパニックになりがちなので、パニックになったついでに「こんなにあがってしまうのはきっとこの世の中で自分だけだろうな」とか「なんで私だけこんなにダメなんだろう」などと勝手に自分だけのものだと思ってしまいます。

でもそれは大きな間違い。本当はほとんどみんなが同じように緊張しています。

緊張はしていますが、今ステージで話ている人たちは、ちょっとした工夫でその緊張を緩和させたり、見せないようにする術を身につけたのです。

③ 本当に『真っ白』になっているワケではない頭の中

あがり症の人はよく「頭が真っ白に」という表現を使います。確かにパッと人前に立ったとき、何を話せばいいのかわからなくなったり、用意していたシナリオすらもポーンと飛んでしまって立ち尽くす、なんてことはあるものです。

ただ、それは本当に「真っ白」にはなってないので、大丈夫。

実際に、本気の「頭真っ白」という状態も存在するのだそう。それは【解難】と呼ばれる状態で、重篤な心的ストレスから、まるで幽体離脱のように外から自分を見ているような感じになること。

そこまで重症な人は、むしろ人前に立って話している場合ではないのですぐに心のケアを。

一般的にあがり症の人がいう「真っ白」は、ただのパニックになっているだけで、頭の中では「ああ、どうしよう、何を話すんだっけ」と焦りの気持ちがちゃんと残っていますので、その対処法さえ準備しておけば心配ありません。

あがり症を克服するために

では、そんなあがり症を克服して、少しでも人前で話すことへの抵抗をへらすために必要なことをご紹介します。

① 準備がすべて(死ぬほど準備しろ)

もう、これに尽きます。私が失敗したケースのほとんどは、準備不足が原因です。

準備すると言っても、話す内容を箇条書きにして、あとはアドリブで行こうなんてのはスピーチ上級者のやることです。

あがり症でパニックになってしまう人ならば、話し始めから所感、まとめまで、全部書いて読み上げるくらいの準備が必要なのです。

全部書いてみるだけでも足りません。それをしっかり声に出して読む練習もするのです。できるなら家族などに聞いてもらうのも良いでしょう。それが無理なら自分で動画を撮ります。

動画の中の自分を見ることで、ステージ上の自分がどんな感じに見えているかを客観的に知ることができるのでイメージがしやすくなります。

 

② 人前に立って頭が『真っ白』になった時にどうするかも具体的に決めろ

先ほど解説しましたが、本気で「頭が真っ白」になっている人はほとんどいません。パニックになっているだけなので、対処法はちゃんとあります。

「何を話せばいいのかわからなくなってしまったらここを読む」場所を最初から用意しておくのです。

人前でパニックになった場合、用意して行った資料もどこから手をつけていいかわからなくなってしまうもの。

だったら冷静なうちから、途中でわからなくなったらここに飛ぼう。というところに『ココ』と付箋をつけておけば良いのです。

③ 下手な暗記は事故のもと

先ほどから準備が重要と言い続けていますが、その準備の仕方を間違うとヤケドの元ですので注意が必要です。

どえらい量のシナリオやプレゼン資料を、丸暗記してしまう人がいるのです。確かに丸暗記してしまえば、あとは話の流れに沿って身振り手振りを入れたり、感情を入れたりとかっこよくいけそうな気がします。

でもあがり症の人は、人前に出るとその丸暗記したものを丸ごと忘れてしまうのです。丸ごと忘れた丸暗記ものは、途中からとか、ちょっと飛ばしてとか、まったく融通がききません。

 

なので「丸暗記」は、その労力と費やす時間に対してギャンブル性があまりにも高いので、避けた方が良いと思われます。

④ おもしろくなくて全然いい

あがり症の人があがってしまう原因の一つは、人から「良く思われたい」という心理からくるものと言いました。実はその延長線上で、あがり症の人に限って自分も人前で話す以上は、おもしろいことの1つや2つはぶちかましてみたいと思ってしまうのです。

おもしろいことを言う、というのは「良く思われたい」よりもさらにハードルがあがりますので、それは余計にあがってしまうに決まっています。

そしてあがり症の人があえて狙って言った「おもしろいこと」は、あまりの余裕のなさに全然おもしろくなく着地してしまうことがほとんどなので、むしろなくてOKです。

⑤ 他人は、自分が思っているほどアナタに興味ない

私が身をもって感じ、これがわかったことで私のあがり症レベルが大分落ち着くきっかけとなったのが、

「他人は自分の話を意外と聞いちゃいない」

 

と言うことです。

どんなに練習していっても、どんなに緊張して臨んでも、オーディエンスの記憶に残るものなんてほとんど話せないのが現実です。

どんなにいい話を聞いても、聞いたその瞬間から人間はどんどん忘れていくのですから。

だったらそこまで気負う必要なんてないですよね。自然体で行って大丈夫なのです。

まとめ

程度の違いはあれど、あがり症の要素は誰にでもあるものです。

でもその正体を知り、上手につきあっていくことで次第にあがり症の人でも人前で話せるようになっていくものです。

自分を良く見せようとしすぎず、自意識過剰をやめてみることだけでも大分ワキ汗は軽減されますよ。

ぜひ実践してみてください。

 

▽いろんな場面で使えるコツが書かれてます。読みやすいです▽


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