【日本人が知らずに使っている】海外では使われないおかしな和製英語10選

海外にいると、そこで働く日本人や出張で来ている日本人出張者などが話す英語をよく耳にします。

彼らはもちろん仕事で来ている人がほとんどで、海外でもしっかりプロジェクトを進めて成果をあげて帰らねばならないという使命を背負っているので、とても優秀な人が多く、英語力も抜群です。

そんな英語力抜群の彼らでも、やはり日本で、机上で学んだ英語には、現地では通用しないものがあったりするものです。

間違ってはいないような気はするんだけど、実際は現地では使われていない、日本人には通じるんだけど、ネイティブの英語スピーカーにはキョトンとされてしまう。

そんな日本人が日本語で生み出した英語っぽい言葉、それが「和製英語」です。

日本人が英語だと思って使ってしまう、英語風だけど英語じゃない言葉たち

私がシンガポールで働いていた7年間、お客様として、仕事仲間として、出張者として、友人として、本当に数多くの日本人の方々と出会う機会に恵まれました。そんな中で出会った、ちょっとおもしろい和製英語の数々を、今日はご紹介したいと思います。

海外では通用しない和製英語

① アフターファイブ

最近では日本でもこの言葉を使う人は少なくなりましたね。「アフターファイブ」というのはかなり昔流行った言葉で、『仕事が5時に終わってそこから飲みに行くこと』を表しています。たしかお酒を飲む前に飲む胃腸薬か何かのテレビCMで使われていたように思うのですが、これを海外で使うとキョトンとされます。

ちなみに私が働いていた会社の終業時刻は5時45分だったので、「アフターファイブ」と言われても誰もピンと来ませんでした。

しかもこの言葉自体が、上司のつきあいや接待などで夜の街に繰り出すサラリーマンが多かったバブル時代のものなので、「仕事の後に会社の人と飲みに行く」という習慣がなくなりつつ今となっては、もはや日本でも使われていないかもしれませんね。

② KY

これもなかなかの死語ですが、私が働いていた当時は、本気でこれを現地スタッフとの会話に盛り込んでいる人がいました。

KYって。【(K)空気(Y) 読めない】の略ですよね。

完っ全に日本語です。

通じるワケがないどころか、これを英語と勘違いしている人のセンスのなさの方に驚いてしまいます。

ところが会社の上司が日本人だったりすると、こういう言葉を使われ慣れている現地人秘書さんたちがいて、健気にもちゃんと一度言われたインチキ和製英語をメモって、意味を覚えていてくれたりするのです。そんな素晴らしいサポーターに囲まれている人は幸せですね。

③ Sweet

これは私がシンガポールで大変お世話になった日本人上司が、会議の場で大真面目に言った言葉です。

「Your strategy is too sweet!(その戦略では甘すぎる!)」

いや、甘すぎるは甘すぎるでも。スイートは使いませんがな。

【戦略や計画があまい】=【詳細に欠ける】=【lacks in detail】 などを使うのが普通ですね。

あとはホテルの部屋を予約するときにも、

「ミーティングで使いたいので、リビングのついたスイートルームを1部屋取ってください」

そこをSweet Roomと書いてしまうのは海外駐在員あるあるです。正しくはSuite Roomですね。

④ クレーム

日本では苦情を意味するクレーム。英語でクレームは「Claim=主張する、請求する」という意味で、「苦情」のようなネガティブなイメージはありません。

日本人にはあまりにも【クレーム=苦情】という図式がしっかりと染み付きすぎていて、英語では違う意味なんだと頭ではわかっていても、「He claims 〜」(彼が〜だと主張している)と言われると、とたんに文句を言われたような気分になって腰が引けてしまいます。

英語で苦情を言うことはクレームではなく、【Complain】(コンプレイン)です。

⑤ コスパ

これはわりと有名な話ですよね。日本でよく使われる、対費用効果が高いことを表す言葉、コスパ。

コスト・パフォーマンスの略なのですが、英語にはCost Performanceという言葉はありません。同じ意味を表す英語は、Cost Efficiencyです。

⑥ パソコン/ノートパソコン

これもカタカナなので英語なんじゃないかと思ってしまう人もいるかもしれません。「パソコン」はなんとなく想像がつきますね。

なんでも略すの大好き日本人、パソコンは「パーソナル・コンピュータ」の略であることは言うまでもありません。

そして英語でパソコンをなんと呼ぶかと言うと、とても簡単、PC(ピー・シー)です。

ではノートパソコンはどうでしょうか。ノート型で持ち運べるパソコンだからノートパソコン。

パソコンがPCならば、ノートパソコンは、Note PC?と思って言ってみると、これまた通じません。

なぜなら、ノート型だからノートと言っても、英語でノートは【Notebook】なのです。と言うワケで、ノート型パソコンのことは英語で【Notebook】と言います。

または【Laptop】(ラップトップ)です。

なぜラップトップと言うかと言うと、Lap(ラップ)は英語で膝を意味し、Top(トップ)は上、を意味します。要するに、膝の上に置いて使えるパソコンなので、ラップトップなのです。

⑦ シャーペン

シャーペンって言って通じるワケないですね。

きっと正式名称は「シャープペンシル」だ!と思い込んで英語でもシャープペンシルと言ってしまうのはちょっと恥ずかしいのでやめましょう。

シャープペンシルは、その昔世界で最初に世に出回ったシャーペン、その名も「エバーシャープ」(「ずっとシャープなまま」を意味する)という商品名に由来していると言われています。いつまでもシャープなのでシャープペンシル。

でも英語では違います。

正しくは【Mechanical Pencil】(メカニカルペンシル)と言います。「メカニカルなペンシル」だなんて、イメージ的には派手な電飾のチカチカするペンを想像してしまいますが、普通のシャーペンのことですので覚えておきましょう。

⑧ セロテープ/ガムテープ

セロテープと言ったら、セロハンでできたテープのことだから英語でしょう、と思いがちですね。

もともとセロテープというのはイギリスのセロテープ社の商標名が始まり。通じないことはないのですが、現在ではイギリス以外ではあまり使われていないのが実情のようです。

日本でも『セロテープ』はニチバンが商標登録したもので、それが一般に広がったことからなんとなくセロハンテープ全般をセロテープと呼んでいるようです。

セロテープは、正しくは英語で【Scotch Tape】(スコッチテープ)です。身近にあるのに意外と知られていないですよね。

ではガムテープはどうでしょうか。「ガムテープ」も英語ではありません。むしろ、よく考えてみると何故にガムテープというのか疑問になってしまいます。

英語でガムテープは【Packing Tape】(パッキング・テープ)です。パッキングというのは『梱包する』という意味。確かにガムテープは荷物を梱包するときに使うことがほとんどですね。

⑨ ピンセット

細かいものをつまむための器具、ピンセット。ピンという単語もセットという単語もそれぞれ英語には存在するので、それが合体したような「ピンセット」もつい英語かなと思ってしまいますね。

しかし「ピンセット」は全然通じません。実はこのピンセットって、そもそもの語源はオランダ語のようです。

正しくは、【Twizzers】(トゥイザーズ)です。日本語ではピンセットと毛抜きは別物として売られていますが、このTwizzersはピンセットも毛抜きもどちらの意味もイケます。

⑩ Tバック

そう、お尻を隠す部分の布がすごい小さいショーツ、Tバック。確かに履いた後ろ姿がTの字になっているので、「後ろがT字」でTバック。

しかし海外で「Tバック」と言ったら、おそらく紅茶のティーバッグしか出てこないのではないかと思います。

英語でTバックショーツのことは、【G-Strings】(ジー・ストリング)や【Thong】(ソング)と言います。厳密にはG-StringsとThongとの間にも違いがあったりするのですが、日本語ではソレ系のパンツのことを総称してTバックと言っているようです。

 

▽カタカナ英語を研究する外国人がまとめた本▽


バリバリウケる!ジャパングリッシュ 「ペーパードライバー」は英語じゃない! GOTCHA!新書 (アルク ソクデジBOOKS)

 

まとめ

カタカナで書いてあれば当然英語だろうと思ってしまいがちな言葉の数々。英語だと勘違いしていたものはありませんでしたか?実は探してみればもっとたくさんあるのです、おかしな和製英語。

今回の記事では私が海外勤務時代によく耳にしていた和製英語を中心にご紹介しました。身近な単語ばかりで、かつ意外と間違えやすいので、上記10個だけでも、ぜひ正しい言葉を覚えて活用してみて下さいね。

 

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