こんにちは、のりこです。
今回の記事では、巷でよく聞く「海外に住んでいる日本人の女は変なヤツ・イヤなヤツが多い」説について、いろいろ考えてみました。
ちなみに私自身、ちょっと前まで『海外に住んでいる日本人の女』だったので、周りからはそう思われていたのかもしれません。
実際に自分でも、一時帰国で日本に帰る時には、服装やふるまいなど、いろいろと見られているような気がして、けっこう気を使っていました。(それでも変でしたけど)
海外に住んでいる日本人の女が【変なヤツ・イヤなヤツ】と言われる理由
これはとても簡単です。みためからして全然違いますね。一口に『海外に住んでいる女』といっても、そのレベルは実は様々。
- 学生時代の留学からそのまま就職した人
- 外国人男性と結婚して夫の国に永住する人
- 海外転職や転勤で大人になってから海外に出た新参者
- 夫の転勤についていった戦闘能力ゼロの妻
なんといっても1番と2番の、若い頃からかなり長期にわたって海外に出ている女は別格にクセ強めです。
【変なヤツ】と思われる要因
① ファッション・メイクが古い
これは一番わかりやすい違いです。よほど移住先でファッションの仕事でもしていない限り、日本を出発した時点でファッションやメイクの時間が止まっている人がけっこういます。なので時々見かける人の中には、いまだにソバージュや細眉が現役で活躍している人も。
② サングラスかけてる
日本ではまだまだ街中でサングラスをかけて歩いていると、なぜか芸能人気取りみたいで「イケ好かない」やつだと思われがち。
そもそも数年に1回行くか行かないかレベルの海外旅行の時にはりきって買って、海外で調子に乗ってかけて、日本に帰ったらもう出番なく引き出しにしまったままというのが日本人のサングラスの行く末。
ところが海外に住んでいる女は、どこでも平気でサングラスかけて歩けます。
③ 平気ですっぴん
海外に住む女がやりがちなのが、「どこでもすっぴんで出歩く」こと。なんだったらもう化粧とかなしで、よりナチュラルなマイセルフをありのままにエンジョイ、みたいな主張強めなヤツも。
いい年して日焼けしてシミだらけの素肌をさらけ出していると、日本ではわりと浮きます。
【イヤなヤツと思われる要因】
① 自己主張ハンパない
一般的に海外在住の女はなんでもはっきりとものを言います。子どもと近い席に座りたいから席を譲って欲しい、喫煙席の近くの席はイヤだから替えてくれ、オーガニックじゃないと食べたくない、などといつでもきっぱりと、時には真顔で当然みたいな顔して言ってのけます。
だって、そうしたいんだもん。この私が、そうしたいんだからそれははっきり言わせてもらいます、くらいのノリです。
② その場にいる他の日本人女性を敵視、もしくは無視
同じ日本人女性であっても、「あなたと私は別世界の生き物ですから」、とでも言わんばかりにあからさまに敵視するヤツもいます。
もしくは、相手をちらっとみて、日本人かもしれないけどそうじゃないかもしれないし、それで本当に日本人だったら余計面倒臭いし、と言うことでまるっきり『無視』を決め込むタイプの人もいます。
最悪なシチュエーションは、「君と同じ日本人だから紹介するよ!」なんて頼んでもいないのに外国人の友人に日本人女性の知り合いを紹介されて、一緒に会話をするパターン。
外国人が一人入っているので当然会話は英語。となると、そこにいる二人の日本人女性たちの、暗黙の『英語力バトル』が始まるのです。
(どうだ、私の方が流暢だろ!!)
(どうだ、私のこのアメリカンな発音は!!)
にこやかな会話の水面下ではこんなことを張り合い続けているのです。
【事実を検証】はっきり言って、それは海外に住めなかった女の妬みです
ここまでは、海外に住んでいる日本人の女は変なヤツ・イヤなヤツが多いと言われるその要因についてあげてみました。
確かに、物理的にも海外住まいの日本人女は、上記であげたことをやってしまっていることが多いです。
でも今回自分の経験も含めて検証してみた結果、実際には海外在住の日本人女が悪いわけではなくて、結局は、
であることがわかりました。
もし周りに海外に住む日本人の女がいたとしても、自分自身が海外暮らしに興味がなければ、視界にすら入ってこないのが普通です。
ファッションがおかしかろうが、外国人の夫を連れていようが、他人にとっては無関心なこと。
そこにこだわる人というのは、
- それ(海外に住んでいること)が本当は羨ましくて仕方ない人
- 自分も海外に住みたかったけど、できなかった人
がほとんどです。しかもその手の人たちは、相手を実によく見ています。
- 海外生活を悠々自適に過ごしている女
- 海外でもフリーでキラキラ活躍している女
- 子育てしながら仕事にも戻ってバリバリ稼いでいる女
そんな海外に住む日本人の女たちを、ブログやSNSで追いまわしては憎まれ口を叩く。
でも本当の心の中は、羨望に震えて歯ぎしりしているのです。
【海外に住む日本人の女】の実態
私には「海外に住んでいる日本人の女」だった経験と、「それを羨む女」だった経験、どちらもあります。
なので、どっちの立場もよーくわかります。そして、私の周りには外国人と結婚して海外に永住している女がたくさんいます。そんな私自身の経験と、今も海外で暮らす身近な友人たちの生き様を通して知った、「海外に住む日本人の女」の本当の姿をご紹介しましょう。
【変なヤツ・イヤなヤツ】なんて一人もいない
「一人もいない」はさすがに言い過ぎかもしれませんが、結局は「変なヤツ・イヤなヤツ」なんてのは、日本人の女に限らず世界中どこにでも平等に散らばっているということ。
① 日本人のファッション・メイクをすることが「普通」ではない
むしろ海外にいながら日本人のOLよろしく毎日キレイな服を着てバッチリメイクをしていたら、浮きます。
そもそも日本の流行りのファッションやメイクが基準値ではないので、人がどんな顔して歩いていても、どうぞおかまいなくというスタンスです。
② サングラスはファッションではなく実用性アイテム
先日ニュージーランドに住む友人に会いに行った時も、私を迎えに来てくれた彼女は普通にサングラスをしていました。
彼女いわく、ニュージーランドの日差しには子どもも大人も目を保護するためにサングラスは必需品。日本に帰国中でも、外に出る時はかけないと目が心配という理由でかけているのです。
海外に住む日本人の女たち。本当はすごい苦労も
私も自分が経験したのでよくわかるのですが、海外で暮らしていくのって、けっこう大変なことが多いです。言葉や文化、仕事の質や賃金、物価などありとあらゆるものが、生まれ育った日本とは違う。
① 自己主張がきちんとできなければ死活問題
海外に住む日本人の女たちは、現地では「外国人」として生きています。
私自身、海外で働いていた時に、自己主張が適切にできなかったことで、結果的にキャパオーバーな仕事を一人で請け負ってしまったり、相手に都合よく利用されたりすることが多々ありました。
海外では自分の意見がはっきりと正しく伝えられなければ、何も考えていない人、無能な人と捉えられることもあります。
しっかり自己主張ができなければ、海外ではやっていけないのが現実です。むしろしっかりできる方が、高く評価されます。
② 心のどこかでは、いつも小綺麗にしている日本の女性に憧れたりも
一見ファッションやメイクなどに無頓着になっていくイメージの海外在住の日本人女性。
でも自分たちもちゃんと気を使ってはいるのです。ただやはり日本に暮らすOLさんの小綺麗さにはどう頑張ってもかなわない、と実は心の中で憧れたりもしています。
毎日上質なものをまとい、髪からつま先までしっかりと手入れが行き届いている日本のOLさんたち。海外に住む日本人の女たちも、見てないようでちゃんと見ています。
まとめ
今回の記事では、世間でよく言われている「海外に住む日本人の女は変なヤツ・イヤなヤツが多い」説について、その要因と、実態にについて解説しました。
確かにいます、いかにも海外帰りのなんか鼻につく女。
でもよくよく考えていくと、その「鼻につく女」もまた、心のどこかでは日本の小綺麗なOLさんを見て「いいなぁ」なんて思っているのかと想像すると、ちょっと可愛らいしく思えたりもするのです。
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