こんにちは、のりこです。
私の英語学習歴は、一番最初の「中学校での授業」も計算に入れるならばざっくり20年。
もともとNHKの海外ドラマの影響で子どもの頃から英語に興味はあったわけですが、中学校でいざ英語の授業が始まったときに、ふと思ってしまったことがあります。
だって、私がずっとテレビで見てきた『フルハウス』の子どもたちや、『天才少年ドギー・ハウザー』が話している英語とだいぶん違う。
もちろんそのときは私だって全然英語は話せませんでしたが、英語に対して猛烈な憧れがあったので、なんだか東北弁まじりのその先生の英語を聞いた時にはコケそうになったのを覚えています。
目次
日本人が英語が不得意な理由
幸か不幸か、日本人って生まれてから死ぬまで日本語だけで生きていけます。
そんな人いないでしょー、と思うかもしれませんが、意外といます。
事実、私の父がそうでした。彼は団塊の世代でまさに仕事と接待にまみれて「海外に行く」こと自体頭をよぎることもなく、生涯一言も英語を話すことなく亡くなりました。
そんな日本で生活しながら英語をマスターしようとするのは、実は本当に至難のワザで、かつ『鬼の努力』が必要なことなんです。
① 英語教育が遅すぎ
まず日本の英語学習の基本、学校での英語教育が始まるのが遅すぎる。遅すぎて最初からムリな感じでスタートしています。
② 英語ができない人が教えている
物心はつきまくり、なんだったらもう大人になりかけた時にようやくスタートする日本の英語教育。そしてそこで登場するのが、『英語できない日本人教師』です。
最近では外国人教師が補助で入っているようですが、基本的に日本の公立学校の英語教師に、海外で働いた経験のある人とか、せめて長期で留学した人とか、そういう経験値の高い人はほとんどゼロ。
海外に行った経験のない人すらいるかもしれません。そういう人から受け継がれるのは、英語に対する苦手意識と、コテコテのじゃぱにーず風カタカナ英語だけです。
③ 圧倒的に使う場がない
そうなると、『学校教育だけにはもうまかせていられない!』と英会話学校に通う人や、英語塾に子どもを通わせる人もたくさん出てきます。
でもそこで子どもから大人まで共通して起きる問題が、『習った英語を使う場がない』ということ。
変な汗をかきながら外国人の先生とたくさん会話の練習をして、「よーし今日はこんなフレーズを覚えたぞ!」と一歩スクールを出たその瞬間から、『日本語オンリー社会』が再び始まるのです。
全然活用されない、報われないそのフレーズたち。そしてアッと言う間に記憶からこぼれ落ちて無くなります。
【英語学習】すぐに上達する人の特徴
ところがそんな日本社会にいながらにして、しっかり英語をマスターする人もいます。しかも中途半端に1年とか語学留学したレベルの人よりよっぽど上達がはやかったり、発音が良かったりすることも多々あるのです。
① とにかくおしゃべりなやつ
どんな言語であっても、誰とでもすぐに仲良くなれたり自分からどんどん話しかけていけるタイプの人は、上達するのが鬼のように速いです。
語学をマスターする上で、「相手の話を聞くこと」と、「自分の思いを話すこと」この両方を一度のトレーニングできるのは、誰かと実際に話をする以外にはありません。
なので日本にいながら英語をマスターしたいなら、外国人の友達か彼氏彼女を作るのが最速です。
また、おしゃべりが好きでグイグイいけるタイプの人は、職場以外でも趣味を持ったりサークル活動をしたり、とにかくアクティブに動く人が多い。
そういったコミュニティにどんどん出て行くたびに、学んだ英語を使う機会がどんどん増えるわけですから、爆速で上達します。
② なんでも首を突っ込むやつ
これは① でご紹介した【とにかくおしゃべりなヤツ】にも似た素質なのですが、どんなことにでも野次馬根性で首を突っ込んでくるタイプの人も、英語の上達は速いです。
英語ってそもそも情報伝達のツールなわけですから、『英語を学ぶこと』を目的にするよりは、何か違う目的を達成するための『手段』として捉えると、結果として「目的達成」と「英語習得」が同時にできることになります。
なので、なんでもかんでも知りたいタイプの人は、あふれ出る好奇心や興味関心から、英語が間違っていようが何だろうが、その情報を取りにいける勇気があるので、グイグイ上達します。
③ 耳が良いやつ
最近私がお会いした人の中にとても興味深い、ステキな方がいました。
彼女はもともと東京出身で有名大学を卒業したのですが、のちに東北出身のご主人と結婚し、宮城県の田んぼしかないような所で、ご主人の両親との同居生活が始まったのだそうです。
現在の彼女は、まさか東京出身だなんて想像もできないくらい、とてもナチュラルな東北弁を話すのです。その訛り具合は、宮城県で生まれ育った人よりも宮城訛りで、とにかくネイティブクラスの宮城訛りを繰り出すのです。
彼女は「訛りのきついおじいちゃん(ご主人のお父さん)のお世話をしているうちにこうなった」と笑っていましたが、「私はとても耳が良いの」とも教えてくれました。
彼女の場合は「訛り」でしたが、実は英語学習でも【耳が良い人】と言うのは上達のスピードがスゴイです。
この耳の良さと言うのは、『聞いたことをそのまま表現できること』ということであり、「素直さ」とも直結しています。
逆に耳の悪い人というのは(聴覚のことではありません)、ネイティブが話す英語と、第二外国語として学んだ人が話す英語との違いを聞き分けられません。
特に発音に関しては、自分の発音がどう間違っているのかがわからないので、一向に上達しないのです。
【英語学習】いつまでも上達しない人の特徴
① 完璧じゃないといけない
英語をいくら勉強しても、さっぱり上達しない人というのが存在するのも事実。
そういった人たちにはある一つの共通点があります。それは『完璧じゃなければ使ってはいけない』という思い込みです。
もちろんせっかく英語を話すんですから、できれば間違いは少なく正しい文法や単語・熟語を操ってカッコよくキメたいと思う気持ちはわかります。
でも実際のところ、言語というものに『完璧』なんてものは存在しないのです。
私たち日本人だって、生まれた時から身の回りすべてが「日本語」の中で育ってきたものの、その日本語が『完璧』かと聞かれたら、おそらく答えはNOですよね。
『0か100か』みたいな感覚で言語をやっていると、ぜんぜん実践にうつせないので、上達しません。
② 暗記大好き!(役に立たない単語・用語集)
日本人はとにかく暗記が大好き。英単語を丸暗記、『使える用語』を丸暗記。
もちろんその丸暗記が、いつまでも脳みそに留まってくれるシステムを持っている人ならOKですが、大多数の人はどんどん忘れるように作られています。
英単語に関してはある程度暗記は必要です。ただし、それを実際に使わなければまるっきり無駄な努力になってしまいます。
『使える用語』や『役立つフレーズ集』などに関してはもっとタチが悪いです。なぜなら、
参考書などではいろんな場面を想定して書いてくれているのですが、それを暗記しただけでは実際に起きている目の前の事象と少しでも違っていると真っ白になってしまいます。
これに関しても、やはりある程度の暗記は必要なんです。ただし、やはりそれを『口に出してみる』『実際に使ってみる』というアウトプット作業に変えなければ、ぜんぜん定着しないのです。
英単語も『使える用語』も、暗記することはもちろん大切です。でももっと大切なのは、その暗記したものを実際に使ってみる、外に出してみる、ということです。
③ 引きこもり
- せっかく語学留学に行っても、英語ができないまま帰ってくる人
- 独学で英語を勉強しているけどぜんぜん話せないままの人
外に出ましょう。人と会わなければ、誰かと話さなければ【今のまま】なのが、英語学習です。
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まとめ
英語学習って、時として『終わりの見えない苦行のようなもの』に感じてしまうこともあります。
言語だけに『これで完成』という形がない上に、日本に住んでいれば『どうしても英語ができないと生きていけない』なんてことが起きてこない。
そうなると日本人のように最初から出遅れた感のある人たちはどんどん英語に対して苦手意識を持ってしまいます。
でも本当は、日本にいても英語を習得することは全然可能です。
- 英語を話す機会と相手を見つける
- 好奇心を持つ
- インプットしたものをアウトプットする
- 完璧じゃなくてOK
これらのコツをちょっとおさえてあげて、あとは『鬼の継続』あるのみです。
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