【日本人のお米へのこだわりはスゴイ!】日本と外国のお米事情

こんにちは、のりこです。

日本人が毎日普通に、当然のように食べているお米。実は1つの国の中でこんなにもたくさんの種類のお米を作っているのは、日本だけだと言われています。

確かに私が海外で暮らしていた頃、お米の種類は「長いか短いか」、もしくは「タイ産か日本産か」という感じでものすごくざっくりとしか考えられていませんでしたし、自分が今どこの何の米を食べているのかなんて考えずに食べていることがほとんどでした。

今回の記事では、そんな日本人のお米へのこだわりのスゴさと、その一方で日本と同じくお米を主食としていながら一切こだわりなしの、外国のお米事情についてご紹介したいと思います。

日本人のお米へのこだわりがスゴイ

まずは日本人のお米へのこだわりのスゴさについて見てみましょう。

日本人にとってはごく普通のことなので「え?こんなことが?」と思ってしまいそうですが、以下の項目、実は海外では絶対に見られないことなんです。

① 米の品種の数がスゴイ

まず日本では「お米」と言ってもとんでもない数の品種があります。私が住んでいる東北だけでも各県に最低1品種はあって、それぞれ味とか甘味とか粘りとかが違う。

また、品種の数もさることながら、新米へのこだわりがスゴイのが日本人の特徴。

それもそのはず、日本で栽培されているお米は新しければ新しいほど水分量が多くてもっちり美味しいんです。

ちなみにタイ米などは古米の方が美味しいと言われていて、わざわざ獲れたての新米を数年寝かせたりする農家もいるくらいです。

② 炊き方へのこだわりもスゴイ

そして日本の家電量販店に行くと、ちょっと頭おかしいんじゃないかと思うくらい炊飯器が置いてありますよね。そしてその一つ一つの機能が違っていて、その家庭その家庭でお好みの炊き具合を実現させる炊飯器を選ぶワケです。

最近では海外にも日本の家電量販店が進出していて、そこで日本の高機能な炊飯器が買えるようになりましたが、海外では大枚叩いてそんな高級な炊飯器を買う人はあまりいないようです。

というのも、海外ではお米に対するこだわりが少ないので、炊飯器だって『米がたければそれでいい』のです。なので彼らが使うのは最低限の機能、『炊く』だけが備わったシンプルなものがほとんどです。

③ 食べ方へのこだわりもスゴイ

そして日本のお米は、お米自体の味がとても美味しいのが特徴です。お米そのものが美味しいからこそ、ここまでお米に対するこだわりが強くなったのかもしれません。

また日本では基本的に「ごはん」「汁物」「おかず」と分けられていて、それぞれを混ぜることなく食べるのが一般的。家庭によっては「ごはんやごはん茶碗を汚して食べるのは行儀が悪い」と教えられる家もあるくらい、ごはんはそれ単体で食べるのが良しとされています。

④ 外国の米に対する偏見もスゴイ

日本人の中には、「日本米以外を全然受け付けない」体とマインドに仕上がってしまった人がたくさんいます。

「海外に住んでいるけどお米だけはどうしても日本のものじゃないとイヤ」、と帰国するたびに超過料金を払って日本からお米を持ち帰る人もいます。

外国のお米も食べてみてやっぱり日本米が自分の好みに合っているという人なら、勝手に苦労して日本からお米を持って来ればいいですが、中には食べてみもしないで「日本のお米以外はまずい」と決めつけている人もたくさんいるのも事実。郷に従えないタイプの人ですね。

海外のお米事情

ここまでは、日本人の日本米へのこだわりの強さについてご紹介してきました。

では海外ではどうなのでしょうか。日本と同じようにお米を主食としている国の中でも、私がこれまで関わりの深かった国のお米事情をお伝えしましょう。

① 韓国

韓国でも日本と同じジャポニカ米が食べられていますが、日本人からすると韓国のごはんは、「学校給食のごはん」にとても似ています。

銀色の器にぎっちり入れられたごはん。

味も匂いもそれほど日本のごはんと変わらないように私は思うのですが、強いて何が違うかと言われたら、日本のようにお米の1粒1粒に入魂されていない所でしょうか。

「お米が立ってる〜!」とか言いません。わりとべったり寝てます。

 

韓国では、お米はいろんな品種が混ざり合った【混合米】が売られているのがほとんどで、買う側もその米がどこの何かよりも、「より安いものを」買う傾向にあるのだとか。

そして粒の一つ一つが割れたり欠けたりしていない状態のことを『完全米』と言いますが、日本のお米は9割以上が完全米なのに対して、韓国のそれは7割くらいあれば上々なのだそうです。

また韓国ではスープにごはんを入れて食べる『クッパ』という食文化が確立しているので、そこでは主役はスープの方で、ぶち込むごはんについてはそれほどこだわりがないのかもしれませんね。

② シンガポール

私が長いこと住んでいたシンガポールで普段食べられているのは、長粒種のインディカ米、いわゆるタイ米です。

そのパラパラとした食感は日本米のもっちりとしたそれとは真逆の感覚なので、日本人には馴染みがなさすぎて、抵抗感すら生まれてしまうことも。

ただし、日本米とタイ米は、基本的に食べ方が全然違います。シンガポールでは、炊いただけの白い状態でごはんを食べることはまずありません。

ごはんの上には必ず濃い目に味付けされたおかずを2〜3種類乗せて、それぞれのおかずとごはんを程よく混ぜて食べるか、「gravy(グレイビー)」と呼ばれるおかずの煮汁などをかけて、シャバシャバになった所をスプーンやレンゲで食べます。

③ タイ

東南アジアの米どころといえばタイですよね。タイでもごはんの食べ方はシンガポールと似ていて、白米のまま単独で口に入れることはなく、必ずおかずやカレーなどをかけて食べます。

ところでこの『タイ米』、20数年前に日本で起きた深刻な米不足のときに救世主的に日本に現れ、日本米の代替品として使われたことで一躍有名になりました。

しかし当時は、同じ『お米』とは思えないその食感や味、匂いなどのあまりの違いに、多くの日本人が

タイ米はパサパサしていて美味しくない

 

と勝手に決めつけてしまいました。

私も当時子どもながら、炊飯器から出てくる匂いがいつもと違って、なんとなくトウモロコシの茹で汁みたいな匂いがするなと思ったのを覚えています。

タイ米には正しい炊き方があった

当時、日本の炊飯器で炊いたタイ米は本当にパラパラで、味も匂いもとにかくダメで全然食べられませんでした。

ところが大人になってからシンガポールに住むようになり、タイにも出張でしょっちゅう行くようになって気がついたのですが、東南アジアで食べるタイ米は、あのときのタイ米とはまるっきり別ものなのです。

それはパラパラはしているものの、しっとりふんわりとしていて、日本米ほどの粘りはないにしろ、ふっくらした柔らかさは日本米とそう変わらないのです。

 

その秘密は、タイ米の正しい炊き方にありました

タイ米は、日本米と比べて水分量が少ないので炊くときには日本米よりも1.5倍〜2倍ほどの水が多く必要なのだそうです。

なるほど。確かにあのときのは水分が全然足りてなくてパッサパサでした。

しかもタイ米をより美味しく炊く方法は【湯取り法】と言って、

  • さっと洗ったタイ米をたっぷりのお湯で煮る
  • お米が柔らかくなったら不要なお湯を捨てる
  • 弱火で蒸らす

と、衝撃的なくらい炊き方がまるで違うのです。もはや「炊く」というより「煮る」に近いのですね。

そうすることによって、タイ米んでもふんわり柔らかなご飯が炊けるというわけでした。

まとめ

今回の記事では、日本人の尋常じゃないくらいのお米へのこだわりと、その一方で全くこだわらない海外のお米事情とをご紹介しました。

タイ米と呼ばれる長粒種のインディカ米は、どうしてもそのパラパラな感じから日本人に毛嫌いされてきましたが、実際のところはきちんとタイ米に合った手法を取らなかったせいで美味しいご飯が炊けていなかったのがそもそもの原因かもしれません。

旅行などで東南アジアを訪れた際にはぜひ、ご飯の違いに気をつけて食べてみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です