今日は久しぶりに大学時代の友人に会ってランチをしてきたのですが、せっかくの美味しいホテルのビュッフェなのに息子が取りすぎて残ったものばかりを食べて終わった、のりこです。
みなさんは海外旅行に行くとき、現地の情報は何を使って調べますか?
少し前までは、片手にガイドブックや地図を持ちながら歩いているのが【観光客のトレードマーク】になっていましたよね。
旅の総合情報と言えば「ガイドブック」。たった1つの紙媒体の出版物の情報を信じて、それを頼りに旅行をしていました。
でもそんな時代はもう、終わったのかもしれません。
目次
ガイドブックの内容、どこまで信用できる?
私もかつては、旅行に行くとなれば国内外問わずすぐにガイドブックを買いに行き、その情報をもとにあれこれプランを立ててはワクワクしていたものです。
でもある時から、
ガイドブックの内容って意外と信用できないかもしれない。
と思い始め、そこからパタリと買うのをやめました。
▽その原因となったのがこちら▽
結局この出版社に電話して情報の訂正をお願いしたのですが、『もう発行されているものはどうしようもない』と言われまともに取り合ってもらえず、私が現場でお詫びするハメになったのでした。
この実体験から、『ガイドブック』に掲載されている情報は、実はその出版社の知名度に関係なく、たった数人の記者がサラーっと回って適当に拾った情報の寄せ集めであることも否定できないということ知ったのです。
ガイドブックからインターネットサイトへ
そして最近では、インターネットの爆発的な普及によって、紙媒体のガイドブックを持ちあるく人は少なくなってきたように思います。
旅行者は事前にインターネットを駆使して、情報収集から地図のダウンロード、各種予約手続きまで完了させることができます。
確かに、情報量が天と地の差!!
インターネットなら、オススメスポットから地元の人しか知らない美味しい店、安いフライト情報や理想的なツアープランなどなど、国名を打つだけで星の数ほど情報が出てきます。
星の数ほどある情報の中から有益なものを選ぶ術は?
とても便利になったインターネット。ところが今度は紙のガイドブックとは真逆の問題が起きてしまうのです。それは、
情報が多すぎる ( ゚∀゚)
ということ。その中には、古い情報もあれば個人的主観の強いもの、間違っている情報もあったりと、まさに
『情報量はたくさんあるけど、その中からどれを選ぶかは自己責任で』
というのがインターネットサイトの鉄則です。適切な情報を引っ張ってこれる能力のことを『情報リテラシー』といい、その情報の取り方すらもセンスが必要な時代なのです。
そして、こと旅行情報に限っては、『行ったことがないからまるで想像がつかない』から調べているわけなので、そこに書いてある情報がガセかどうかの判断は本当に難しいものです。
では『適切な情報の引っ張り方』とは?
同じキーワードで複数サイトを確認する
必ずやるべき確認作業は、同じワードに対してヒットしてくるサイトを、最低上位3~5件くらいは読んでみるということ。
そうすると、万が一ガセネタが紛れ込んでいてもそれは他のサイトには載っていないはずなので、そのサイトが信用できるものかの判断ができます。
『口コミ』や『レビュー』がもっと大事!
旅行情報サイトで私が重要視しているのが、『口コミ』や『レビュー』です。
実はその中にさえ、ガセネタや業者の書き込みなどもあったりしますが、それもまた最低3〜5件以上読むようにすると見分けがつくようになります。
口コミやレビューは、そこに実際に行った人が評価やコメントを残しているので、良くも悪くも企業や施設のPRサイトからでは伝わってこない部分まで、利用者側の目線で知ることができるのが最大のポイント。
なんだかんだ言って、観光客は観光地へ行くのが一番⁈
さて、いざインターネットで情報を集めて、現地で行くところを決める段階になると、つい私たちが探してしまうのが、『観光客がいない、誰も知らないマニアックな穴場スポット』。
確かに、ガイドブックやインターネットで出てくる情報は、どうしたって有名どころの『THE・観光地』が多くなります。そこに行くと、世界中からの観光客がうじゃうじゃしていて、なんとも【お上りさん感】がぬぐいきれない。
マニアックな場所はマニアックな場所にある
オレはベタな観光スポットに埋もれて終わるウツワではない!と信じて、旅行先のマニアックな場所をあれこれ調べてみる。
紙媒体のガイドブックでは情報量が限られているのでほとんど載っていませんが、インターネットならどんな情報でもサクサクと出てきます。
ただし、私の海外生活の経験から感じる主観を言わせてもらうならば、
やめとけ ( ´ ▽ ` )
です。時間が有り余っているなら別ですが、日本人が行く旅行は1週間以内の弾丸ツアーがほとんどなはず。そんな中で「マニアック」なところに足を伸ばしているのは少しもったいないかなと思います。
マニアックな場所というのは概ねどんなところかと言うと、
- 現地の人も行かないようなしょぼい記念館とか
- さびれた商業施設とか
- 交通の便が最悪でなかなか辿りつかない割に見るものが特にないとか、
基本的に『特に魅力的ではない』からオススメの観光地ではなく『マニアックな場所』に分類されるわけです。
そして、旅行サイトで『マニアックな場所』として紹介されている場所は、マニアック好きな人がみんな行っているので、もはや『マニアック』ではなくなっていることもお忘れなく。
観光客は、観光地に行くのが一番?
先日韓国に行ってきたのですが、その時に私はこれを実感しました。
事前にネットやYoutubeなどで韓国の情報は集めていたのですが、実際に韓国に到着してみると、
- それぞれの目的地までの移動距離がなかなか長いこと、
- オススメの料理店などをピンポイントで探してもなかなか見つからず、かなりの時間ロスが発生すること
がわかったのです。
一方で、韓国と言えばココでしょ、という定番の観光スポットに行ってみたら、意外にも観光客が見たいものや欲しいもの、食べたいものがきちんと揃っていて、とても効率よく過ごせたのです。
確かに現地の人たちからは『あそこは観光地だから高くて美味しくない』なんて声も聞こえますが、ぶっちゃけ多少の値段と味の違いには、気づかない人がほとんどではないでしょうか?
旅行に行く前にやっておくべきこと
では具体的に、旅行に行くことが決まったらやっておくべきことをご紹介します。これをするのとしないのとでは、旅先での楽しみ方や時間の有効な使い方に大きく差が出ます。(^o^)
① 自分の理想の旅行スタイルを明確に
現地に着いてから、あまりにも自分の思っていた旅のイメージと現実が違っていて、
『こんなはずじゃなかったのに!!』
o(`ω´ )o
となる場合があります。
例えば、私は飛行機恐怖症なので旅行に使う航空会社にはこだわりがあります。
どんなに安いツアーを見つけたとしても、その利用航空会社が『未定』となっていたらそのツアーは選びませんし、安全性に問題がないとわかっていても、LCCは使いません。
でももし、旅行の同行者が『どうせ同じ距離を移動するだけなら安い方がいい!』とLCCを選べば、その段階でもうすでに旅のスタイルについては交渉決裂です。どちらかが妥協することになるわけです。
そのほかにも、
- 現地ではのんびりする派か、できるかぎり見学したい派か
- 良いホテルに泊まって優雅に過ごす派か、寝るだけなのでバックパッカーで十分か
- 外食派か、ホテルに戻って食べる派か
こんな感じで旅先での過ごし方についてもある程度方向性をまとめておくことをオススメします。
② Youtubeも活用
最近ではYoutubeで旅の様子やオススメスポットなどを紹介している人がとても多くなりました。
ガイドブックだけでは到底わからなかった情報が、臨場感たっぷりにその人の感想なども含めて見聞きすることができるのです。
映像で見ることによって、その場の雰囲気や気候、服装など細かいところまで手に取るようにわかるのがYoutube動画の良いところ。Webサイト上の文字や写真だけで見るよりもさらに具体的に計画が立てられます。
③ 現地で使えるWifiを確保
これはお好みですが、私は断然レンタルWifiを予約しておいて海外でも自分のスマホが使えるよう準備しておくことをオススメします。
現地でスマホが使えることのメリットは、
- その場で地図アプリを使って目的地までの経路が一発でわかる
- 電車の乗り換え情報なども充実しているので効率的
- 飲食店情報や観光スポットなどをすぐに調べられる
- 同行者とはぐれても連絡がつく
などです。とにかく私の場合は、現地で地図が使えることがとても便利でした。
▽参考記事:シンガポールのWi-fi事情▽
シンガポールのみならず他の国々でも、外国人旅行者が現地でWifiを使える環境は整ってきています。

まとめ
今回の記事では、これまで旅行に行く時には必ず買っていた『ガイドブック』が、意外にもその情報の量も質も100%GOOD!とは言えないことや、それに代わって台頭してきたWebサイトでの情報収集のコツについてご紹介しました。
海外旅行となるとつい『旅行客のこない穴場』を探してしまう日本人のなんと多いことか。
でもそれって、『普通の観光旅行では絶対見られない経験をしている特別な自分』でありたいと思う『選ばれし人』願望の表れなのだそうです。
観光客は、『普通に観光地を巡る』だけでも大いに楽しめます。欧米人のように『数週間』という長いスパンで休暇が取れるなら話は別ですが、そこまで時間に余裕がないのが日本人の悲しい事実。
自分は本当はどんな旅行のスタイルが好きなのか、一度一人でよーく考えてみる。そしてそれがわかったところから情報を探し始めるのも良いと思います。
そうすることで、『〜ねばならない』という固定観念が外されて、無理なく楽しい、自分だけの旅行が完成するのです。
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