英語は『特技』に入らない【語学はツールであって、目的ではない】

先月の健康診断の結果が返ってきて、コレステロールと血糖値がやや高めだった、のりこです。( ´▽`)

 

私の友人には、英語を話せる人がけっこういます。

  • 学生時代に留学した人、
  • 海外就職した人、
  • ワーホリから永住している人、
  • 外資系企業でバリバリ働く人、
  • 外国人と結婚して海外で暮らす人。

そんな友人たちと話しているときに必ずトピックに出てくるのが、

『英語ができても、他にスキルがなければ意味がない』

ということ。

日本では『英語ができる』ということは一つのスキルと見なされがち。

それは、国民全体の中で『英語が話せる』人が圧倒的に少ないため、できない人にとってはそれが『特殊能力』のように見えてしまうからです。

事実、今の日本の教育制度や社会の中では、英語を話せるようになるのは至難のワザ。だからみんなが勘違いしてしまうのです。『英語=特技』であると。

英語力は、日本人にとっては『付加価値』レベル

日本はこれまで長い間、完全単一民族の島国として栄えてきたので、他の言語ができなくても生きていくのに全然困らないような仕組みがしっかりと出来上がっています。

① 英語ができなくても困らない社会

最近ではどこの企業も、社員の英語学習への意識を高めるためにTOEICを受けさせるところが増えてきているようです。

社員たちは会社からの指示なので、渋々でも一応TOEICの勉強をして試験に臨む。

ちょっと意識の高い人ならそれをきっかけに英語の勉強に取り組む人もいるでしょうが、実際には今なお、日常の社会生活や仕事の中で英語がどうしても必要になる場面なんて、まだまだ少ないのではないでしょうか。

だから、彼らにとっての英語学習はもっぱら『TOEICを受けるため』のものになり、どこにもアウトプットされることなく頭の中から消えていってしまうのです。

日本の職場では英語ゼロでした
私はもともと接客の仕事が好きだったので、シンガポールから帰国してからも、日本ではまた接客業に就きました。せっかく海外で身につけた英語力だったのですが、日本の職場でそれが必要とされることは、退職するまでの5年間、ただの1度もありませんでした。 『英語が使える仕事』という条件を優先させれば、やはり東京に出なければならない、やりたくもない仕事に就かなければならない、などそのProsとConsの兼ね合いがとても難しかったのを覚えています。

② 留学経験や英語力が役に立たない社会

これは私自身が帰国後に就職活動をしてみて感じたことなのですが、まず第一に上級英語が必要な職種なんて、日本にはほんの一握りしか存在しないということ。

「対海外」よりも「対国内」のビジネスの方が断然多い、日本の社会。

そしてたとえ英語が大活躍する仕事があったとしても、必ずしもそれが『自分のやりたい仕事』とはかぎらないというジレンマも。

すると海外経験のある求職者たちは、

英語を使うことを優先するのか、英語は使わなくてもやりたい仕事を優先するのか。

この狭間で揺れ動くことになります。

どちらも叶えたい場合は『英語はできて当たり前』の海外で、とことん挑戦するしかないのかもしれません。

日本にいる限りはどうしても、『英語ができる』というのは『付加価値』的な要素でしかないのです。

なくても大丈夫だけど、あったらなお良し

そんな、「焼きそばの紅しょうが」みたいな存在なのが日本の社会での英語力。

企業が海外経験者に求めるのは、『英語力』ではない⁈

これまでの海外生活の中で私が肌で感じたことは、『英語力』は、日本でも海外でも、実は何の武器にもならないということ。

「何の武器にもならない」と言い切るのはちょっと言葉が強すぎるかもしれませんが、

英語ができない人が思っているほど、実は英語力は重要視されていない

ということです。

もし日本で就職活動なんかで落ちまくってて、それが自分の英語力のせいだと思い込んでいる人がいたら、もしかしたらそれだけが原因ではないかもしれないので、ぜひ別の角度から自分を見つめてみるのも大切かなと思います。

私がシンガポールから帰国して、日本で数社面接を受けた時にははっきりこう言われました。

面接官のおじさん

英語ができるといっても、それが仕事ができるということにはならないので、我が社ではそんなに重要視してませんヨ。 それに英語ができることをあまり振りかざされても困るんですよネ

別に振りかざしちゃいないけどよ ( ̄▽ ̄)

のりこ

初対面なのにけっこう言われてムカついたので、その会社は内定もらったけどお断りしましたワ。

英語ができても、仕事ができない人はいらない

とはいえ、もちろん英語はできないよりはできた方が便利ですし、そもそもある程度はできないと仕事になりませんので、最低限の学習は必要です。

ところが、たしかに抜群の英語力を持ちながらも、企業や社会でちっとも活躍できない人がいるというのも事実なんです。

  • 英語はできるけど、コミュ症
  • 英語はできるけど、シンプルに要領が悪い
  • 英語はできるけど、他にスキルがない

やはり社会に出て求められるものは、最終的には仕事内容とか考え方なんですよね。『英語力』というツールをふりかざしてみても、他にスキルがなければ【豚に真珠】もいいところなワケです。

『特技は英語♪』の人は英語圏では「何もない人」

よく履歴書の『特技』の欄に、英語とか英会話とか書く人がいますが、それが本当に唯一の特技ならば、できればすぐに他の特技を探すことをオススメします。

これは私が身をもって体験したことですが、私は中学生の頃から英語が好きで、アメリカのボーイズバンドにハマった時からずっと英語を学校でも独学でも勉強してきました。

そして学生時代にはアメリカに1ヶ月、オーストラリアに1年留学して、そこでも英語だけを習ってきてきたので、当然のごとく私にとっての『特技』は英語になっていきました

でも、『特技は英語♪』が通用するのは、日本にいる間だけなのです。

しかも、『特技』というわりには、日本では英語は全然活躍しないのも残念なところ。

そんな『特技は英語♪』な人が英語圏の国に住むと、そこでは英語を話すことが大前提であり何も特別なことではないので、英語は趣味でも特技でもなくなってしまうのです。

のりこ

海外に出ると、あなたの専門は何?と聞かれることがよくあります。 英文科だったので、「英語です」と答えたら、『英語?英語だけ?他には?』と聞かれて、何もない・・チーン(ToT) なんてことも。

特技だったはずの英語が、日常生活で普通に使われる言語になってしまうと、自分には他にスキルらしきものが残らず、『何もない人』になってしまうのが、英語好きの日本人の注意点です。

まとめ

今回の記事では、『特技は英語♪』の人が陥りがちな、海外に出たらスキルが何もない人になってしまう説について解説しました。

もちろん英語が好きでそればっかりやってきた人が間違っているわけではありません。

その知識をもって海外に出れば、すぐに現地の人と仲良くなれたり、生活していく上でのストレスが軽減されたりというメリットはたくさんあります。

ただし、英語を習っている人や子どもに英語を習わせている親が、

『英語ができるようになったら私の人生なんとかなる』とか、

『小さい頃から英語を習わせて、この子がバイリンガルになれたら、将来安泰!』

なんていうしょうもない思い込みをしてしまうのは危険です。

英語はあくまでもツールであって、それができるようになったところで「将来安泰」にはつながらないのです。

心当たりのある人はぜひ、英語以外にも趣味や特技を見つけてみてくださいね!

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