学生時代、クラスに必ず一人はいる『人気者』ってやつと、そうでない私との違いって何なんだろう、といつも考えていた、のりこです。
これまでの様々な経験から、人とのコミュニケーション取りはわりと得意になりましたし、おそらく大人になってから知り合った人は、私に対して『アネゴ肌のリーダー気質』というイメージをお持ちの方も少なくないと思います。
でも、以前の記事でもご紹介しましたが、もともとの私はそんなイメージとはほど遠い、どちらかというとコンプレックスだらけの『地味で変なやつ』でした。
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そして、さらに厄介だったのは、『地味で変なやつ』だった私はいつも、『みんなから好かれたい』『人気者になりたい』という願望を密かに抱いていたのです。
なので、いつも願望と現実とのギャップの狭間で迷子になっては、どう頑張っても『人気者』になれない自分を責めたりしていました 。。゚(゚´Д`゚)゚。
『私があの人みたいに人気者になれないのは、きっと私に問題があるからだ!』
とすっかり思い込んでいたのです。
のりこ
目次
『好かれたい』と思う心理
そんな密かなる『人気者』願望を抱いていた私ですが、そう思えば思うほどにどんどん自分に自信がなくなっていき、しまいには友達と普通に話すにもちょっと焦ったり、顔が赤くなるようになったのです。
『好かれたい』と思う気持ちがあまりにも強いと、そうなっていない現実の自分は、『嫌われている』という錯覚に陥ってしまうんです。(๑º ロ º๑)〣
今思うと、自分で自分を傷つけていたんですねー。 カワイソウ、当時の私。(´;ω;`)
① 『好かれていなければ、自分には価値がない』と思い込んでしまう『無価値感』
この『誰からも好かれたい』とか『人気者になりたい』という、ある種の強迫観念にも似た心理って、一体どこから来るのでしょう。
とにかく神経質で悩み多き学生だった当時の私は、それはもういろんな本を読み漁って、救いを求めるがごとく心理学などもちょっとかじったりしました。
そこでわかったことは、
自己評価が低い人、いわゆる『自尊心』ってやつがきちんと育っていない人は、【他者からの評価】をもらうことで穴埋めをして『自分には価値がある』と証明しようとする
のだそうです。
確かに、当時の私は自分への評価は鬼のように厳しくて、いつも『ちがう自分』になりたいと思っていました。
のりこ
② 自分に自信がない、愛せていない
また、むやみに『誰からも好かれたい』と思っている時というのは、「自分を愛せていない」という状態の表れでもあるんだそうです。
ありのままの自分ではダメだと思っているので、【みんなから好かれている】と感じることで自信を取り戻したいのです。
本来なら自分で満たせるはずの心のグラスを、空っぽのまま放ったらかしにして、誰かにそのグラスを満たしてもらおうと必死になっているのです。(°▽°)
他人の目を気にする人は、他人のことをよーく見ている
誰からも『好かれたい』とか『良く思われたい』と思っている人って、言わずもがな常に【他人の目】を気にして生きています。
もちろん私もそうでした。
むしろ、【他人の目】のことだけで頭がいっぱいだったんですよね。
でもそれって、自分自身は空っぽってこと。
① 『他人からの評価=自分の価値』という思い込み
なにせ『他人からの評価』や『他人からの愛情』こそが一番の懸念事項であって、それが受けとることができて初めて【自分には価値がある】と思える。
なのでいつも相手の目線や表情、口調、身振りなどを、隅々まで確認せずにはいられないのです。
- 今の私の発言は、大丈夫だったかな?
- もしかして嫌われているかな
- 私の話なんて聞きたくないのかも?
などなど、相手のリアクションを悪い方に受け取ってはどんどんネガティブな方向に進んでいってしまったりします。
② 『あの人は今、私のことをこう思ってるに違いない病』
そうこうしている間に発症してしまうのが『あの人は今、私のことをこう思っているに違いない病』です。
実際は、自分の頭の中だけでの思い込みに過ぎないのですが、
このステージになるともはや『思い込み』という自覚は一切なく、自分が信じていることは当然相手もそう思っているものとピュアに信じてしまうのです。
でも実際には、相手が自分をどう思っているかなんて、自分にはわかるわけもないし、むしろ知る必要もないのです。
自分がこだわるほど、他人は自分を見ちゃいない
気にするべきは他人の目より自分の心
そんなこんなで、変なこだわりや思い込みのおかげでずいぶんと生きにくい学生時代を過ごしてきた私ですが、ある日、気づいちゃったんですよね。
でも、そんな思い込みのせいで用事も足さずに帰ってきた時に、『店員がそんな風に見てたなんて、ありえなくない?』とやっと気づいたんです。ハイヒールだろうがスニーカーだろうが、他人がそこまで見ているはずねーじゃん、と。
周りの人は誰しも結局は赤の他人。何を考えているかなんてわかりようもないし、それは相手が考える領域であって自分にはぶっちゃけ関係のない話なのです。
もちろんみんなから『嫌われる』よりは好かれていたいと思うもの。
だとしても、ぽっかり穴の空いた心の隙間を埋めるために相手の好意を利用していても、結局は自分と向き合わなければいつまでも渇望状態のままなのです。
ハイヒールだろうがスニーカーだろうが、チビでもずんぐりむっくりでも、私は私。
自分がこだわっているほど、他人は私のことなんて見ていないのです。( ̄∇ ̄)
まとめ
今回の記事では、私が実際に経験してきた『誰からも好かれたい』と思ってしまう心理についてご紹介してきました。
自己評価の低さや無価値感を埋めるために、過剰に人から好かれたいと思う心理。
その本質に気づくまでは何とも生きにくいものですが、実はそれでも悪いことばかりではありません。
いつも他人の目を気にして、人から好かれようと気をつけているので、
- 自分勝手な行動を慎んだり
- 相手に対して思いやりを持てたり
- マナーやエチケットに気をつけたり
常に客観的に自分を見て、気遣いができるということ。
もし、人に好かれることばかり考えて気づかれしたり、勝手な思い込みで苦しい思いをしている人がいたら、是非お伝えしたいのです。
『そんな自分でも、好きになってあげられるのは自分だけだし、
アナタが気にするほど、他人はアナタのこと見てませんので、
Take it easy ╰(*´︶`*)╯で行きましょう。』
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