日本のお母さんがいつもクタクタな理由【ねばならないの呪縛】

ホリエモンが好きすぎて、いつか彼と飲み会をしたいと思っている、のりこです。

今回のタイトルを見ると日本人男性の多くが、

『またその話?』

といかにもめんどくさそうな顔をしそうなトピックだなーと思いながら、あえてこのタイトルにしました。

『母親は、家事に育児に、とにかく大変!』とか。

男性

はいはいそうですね、大変なのはいつも女性ばかりみたいな顔するよね。男だって大変なんだけどね

と言いたい気持ちもわからないでもないですが、今回の記事はどちらかというと、

家事も育児も自分の時間も、何一つ思い通りにいかずにイライラしている日本のお母さんたちに向けて書いてます。

今のつらい子育ては、『普通』でも『常識』でも『必須』でもない

① やることが多くていつもヘトヘトな日本のお母さんたち

日本のお母さんたちって、とにかくいつも疲れてますよね。

だって、やることが多すぎなんですもん。

『やることが多すぎ』というよりは、全部自分でやらなきゃいけない雰囲気の中に生きてるから、限られた時間の中で何とか根性でやりくりしようと頑張ってしまうんですよね。

以前、シンガポールの子育て事情についての記事を書きましたが、私がシンガポールで見てきたお母さんたちって、けっこういろんなことをアウトソーシングしていて、子育てもどんどんラクしてました。

▽関連記事:シンガポールの子育て事情▽

【働くママにはシンガポールは最高⁈ 】シンガポールの子育て事情

夫婦共働きが当たり前のシンガポールでは、お母さんが家事も育児も全部こなすなんてことはありえません。

平日は自分の親かメイドさんに完全におまかせで、子どもたちとしっかり一緒に過ごせるのは週末だけです。

② 日本のお母さんを苦しめるもの

もちろんシンガポールの子育てがいいとこだらけだなんてことは言いません。

そこにもメリット・デメリットはつきものですから。

物理的に保育園やシッターさんなど預かり先の受け入れ体制さえ整えば、シンガポール人のように子どもを完全に預けることだって、日本でも十分に可能なことなんです。

だけど、日本のお母さんたちが一番恐れているのは、

『自分の手でするべきこと』を人に頼ることで湧き上がる、身を切るほどの罪悪感

なんですよね。

③ 『お母さんは大変』、が当たり前ではない

今の日本ではいまだに、

  • お母さん → 家事に子育てに忙しいのが『当たり前』
  • お父さんや他のメンバー → 率先して『手伝うもの

という認識がとても多いと思います。

だけどここで一つ断言したいのは、

今の日本のお母さんたちの『大変すぎる』子育ては、それが【普通】でも【常識】でも【必須】でもない

ということ。

どうしても日本のお母さんたち、まわりからの刷り込みで、

『母親が手塩にかけて自分で育てなければまともな子にならない』

みたいな風潮に囚われていますが、本当はそんなことありません。

大丈夫です。(^o^)/

海外ではもっと人に頼って、楽な子育てしているママたちが多いのですから。

日本における『母親ならこうあるべき』の呪縛

日本では当たり前だけど、海外では当たり前じゃないこともたくさんあります。

① 出産は自然分娩であるべき

私が住んでいたシンガポールもそうでしたが、海外の先進国では『無痛分娩』がほぼ当たり前になってきています。母親の体への負担も少なく、回復も早いのだそう。

でも日本ではまだまだ普及しているとは言えませんよね。そもそも需要が確立されていないせいか、無痛分娩ができる産婦人科医も圧倒的に少ないのだとか。

しかも、なんとなくちょっと変な俗説的なものには、

  • 無痛分娩は生まれてくる子どもの健康に異常をきたすとか(そんなことないです)
  • 出産の痛みを経験してこそ母親としての自覚が生まれるとか(痛みとは無関係じゃね?)

こんな話まで普通に存在するのも事実。

そのあまりの情報レベルの低さにびっくりしてしまうばかりです。

ちなみに私の海外に住む友人はほぼ100%無痛分娩で出産していますが、みんな元気にすくすく育ってますし、ママになった友人たちも、出産の痛みは経験してなくてもしっかり『母親という自覚』、持ってますよ。

のりこ

あとは『帝王切開』もなんだか異常事態みたいなイメージを持たれることがたまにありますね。 私が出産するとき、息子の頭が予想より大きくて急遽帝王切開になったのですが、『帝王切開で産んだんです』と言うと『え!!何があったの』とびっくりされることも。いやいや、普通のことだから

② 子どもは母乳オンリーで育てるべき

もちろん医学的根拠に基づいて、生まれたばかりの子どもには母乳を与えるのがベストなのでしょうが、日本はあまりにも『母乳以外は悪』みたいな風潮が強すぎですよね。

おっぱいが出ないお母さんもいるでしょうし、赤ちゃんに吸われすぎて乳首が切れて、服がふれるだけでも泣くほど痛いというお母さんもいるでしょうよ。

でもそんなことは『母親』としては許されないんです。

『今日はゆっくり寝たいから、粉ミルク飲ませておいて』

なんてシッターさんに頼んで眠れる母親は、日本では母親として認められないんです。

のりこ

子どもにおっぱいを飲ませながら寝かせる『添い乳』も日本独特のもののようですよ。海外では、赤ちゃんは生まれた時から専用のベッドが用意されることがほとんどなので、お母さんと一緒に寝る文化はありません

③ 離乳食は手作りであるべき

先日、ヨーロッパに住む友人と会ってきたのですが、彼女は日本のお母さんたちが離乳食をすべて手作りしていることに逆にびっくりすると言います。

瓶詰めやパウチの離乳食がとんでもなく充実している中でも、やはり『お母さんの手作り』が最高なのは理解できます。原材料や調味料なども心配ですもんね。

でもそれも、できる人がやればいいし、できない人は買ってきてもいいんですよね。

大切なのは、お母さんに選択肢があるということ。

作れる時は作るけど、作らなくても全然OK。

そんな風に生きられたら、ストレスは格段に減るものです。

のりこ

出先で子どもにご飯を食べさせるときに、どうしても手作りの離乳食を用意する時間がなかったので、瓶詰めのものを買いました。 私は楽チン、子どもも喜んで食べたので、それでめでたしめでたし、なはずなのですが、当時の私はそれを人前で食べさせることができませんでした。だって、『うわ、あの母親、離乳食作らないんだ』と思われるから。

日本における『こんな母親は失格』の呪縛

まだまだ続きます。

日本のお母さんたち、もっと外に目を向けましょう。

これから紹介することは、完全に私たちの親世代からの刷り込みが多大な影響を与えている話。

① 子どもを預けて『遊び』に行ってはいけない

子どもを預けようとすると、誰しもがその理由を聞いてくるんです。

保育園の一時保育や市町村の一時預かりなど、託児の申し込みをすると必ず母親は、

どうしても子どもを預けなければいけない、『のっぴきならない理由』

を記入させられます。

そして一部の託児機関では、『仕事』や『病気』など、真面目な理由(笑)以外では預からないと断る輩もいるくらいです。

ましてや飲み会、ネイル、美容院、ショッピング、そんな遊びの理由で我が子を預けるなんて、日本のお母さんには許されていないのです。

② 家事代行やシッターさんなどに頼ってはいけない

私は独身時代に家事らしい家事をしないまま結婚したのですが、ずっと家事なんてチョロいもんだと思ってました、実際にやってみるまでは。

でも結婚して自分が一家の家事を請け負うようになってわかったのですが、

家事は、ちょっとした拷問に近い (>_<)

です。

そんな大げさな、と思う人がいましたら、ぜひご自分で体験してみることです。

大昔には、日本でも外国でも『単純作業を反復させる』という拷問が実際にあったそうです。

『誰にも評価も感謝もされないまま、同じことを毎日繰り返す』というのは、人間はそれだけでだんだん頭がおかしくなるのだそうですよ。

毎日家事に追われているお母さんたちは、まさにその境地です。

片付けても

洗っても

磨いても

拭いても

掃いても

次の日には何事もなかったかのように同じように汚れて散らかる。

それが家事ってもんです。

でもそれって、よく考えてみたら、必ずしもお母さんじゃなくてもいいような気がするんですよね。

その作業を誰かに任せて、お母さんたちがその時間を自分の好きなことに使えたら、わずかでもそこに価値あるものが生まれるような気がする。

それが積み上がったら、日本の女性ってもっと活躍できると思うんです。

③ 子育てが大変だと愚痴ってはいけない

そしていよいよ日本のお母さんたちが追い詰められるのは、どんなに辛いと思っても、それを愚痴ってはいけない雰囲気。

『もう子育てはいやだ』

『子どものいない時間を楽しみたい』

家族を含め、世の中の人がそんなことを聞いたら、

『この母親まさか、、』

とあたかも虐待でもしているかのような良からぬイメージを勝手にもたれてしまうんですから。

そうすると、ほぼ限界まで我慢してどんどん追い詰められる、日本のお母さんたち。

『お母さんは強い』とか言いますけど、そうならざるを得ない感じで外堀が固まっているのが今の日本なんですよね。

のりこ

子育てって、『何一つ思い通りに達成できない』という辛さを初めて体験させてくれること。普通にトイレに行って普通に用を足す、ご飯を座って食べ終わる、そんなことでさえ最後までスッとできないのが、赤ちゃんとの生活です

日本のお母さんたちは、もっと頼っていいし、もっと楽していい

『寝込んではいられない』根性の回復

子どもがウイルス性の病気にかかると家の中はもう大変。汚物の片付けに着替えに飲み物に、ほぼ24時間つきっきりで子どもといてあげないと命に関わる。

小さな体を震わせて苦しんでいる我が子を見ているだけでも涙が出そうになるってのに、

そういうときに限って、夫や兄弟がまんまと感染る。

内心『あんたが頼りだったのによ』と言ってやりたい気分にもなるが、彼らも苦しんでいるからまとめて面倒をみるしかない。

その時のお母さんたちは、

『ここで私まで寝込んだら一家沈没だ!!死んでも感染るワケにはいかねぇ!!』

とすごい迫力で自分に念をかけます。

すると、まぁ不思議。どの家庭でもお母さんだけうつらないっちゅう現象が起きていることに、気づいていますかね。

でも、お母さんだってぐったりです。

もしかしたら、その時本当はお母さんにもうつっていたのかもしれない。でもそれを気迫でやっつけるくらいのパワーと使命感で乗り切っているんです。

お母さんたち本人が気づいていないことも

そろそろ、「なんでそこまで頑張らなきゃいけないのか」「お母さんが楽をして何が悪いのか」ということに、周りの人だけでなくお母さんたち本人も気づかないといけないと思うんです。

具合が悪ければ、思い切って寝込んだらいい。

いざお母さんが寝込んでみても、一家は沈没しないし、世界も終わらない。

お母さんが寝込んだら、周りの人が代わりにやってくれるかもしれないし、誰も何もしないかもしれない

でもそれだって、どっちでもいいんですよね。

それで家の中が散らかり放題になろうとも、ご飯が作れなくて出前になろうとも。

お母さんたちが自らを呪縛から解き放つためには、多少の荒療治も必要なのかもしれません。

まとめ

今回の記事では、日本のお母さんたちが囚われている『ねばならない』という呪縛と、必ずしもそれが『当たり前』でも『普通のこと』でもないということをお伝えしてみました。

海外に出れば、母親の仕事や役割もがらりと変わります。

『お母さんが楽をして何が悪い?』と開き直れたら、もっと楽しく、ご機嫌にな女性が日本にも増えるってこと。日本の女性たちは、自分のハッピーにもっと貪欲になってもいいのかもしれない。

日本の『ねばならない』は、一歩海外に出たら『ほぼ拷問』なのですから。

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