シンガポールの『リアル』 【イメージと現実はちがう⁈】

25歳でシンガポールに海外転職をして『現地採用』として7年間、いやというほどシンガポールを満喫し尽くしました、のりこです。

シンガポールに実際に住んでみて思うことは、世界的にみんなが持っているシンガポールについての【イメージ】や巷に流れている【情報】が、必ずしもすべて当たっているワケではないな、ということ。

私はシンガポールに住んでいましたが、駐在員のように会社の命を受けて出向したわけではなく、あくまでも現地採用として、『シンガポール人と同じ条件・待遇で』雇われていたので、私の7年間のシンガポール生活は、よくも悪くも地元密着型の、『セレブ生活』とはほど遠い、庶民的なものでした。

そんな庶民的な生活の中からわかってきた【シンガポールのリアル】をご紹介します。

よく見聞きするシンガポールのイメージ

『シンガポール』といえば、どんなイメージが浮かんできますか?

おそらくシンガポールについて色々と調べてみると出てくる情報はこんなものではないでしょうか。

  • 街がキレイでゴミひとつない
  • 物価が鬼高い
  • 多民族国家で人種を超えて仲良し

まぁこんなところでしょうかね。

とにかくシンガポールという国は、国自体が出来上がってから50年ちょいとまだまだ若い国。

マリーナベイサンズやセントーサ島などのいわゆる『観光スポット』は完成したのもここ7〜8年くらいのもので、言ってしまえば国全体に『作り物』感があるのも否めないんですよね。

シンガポールに住んでみてわかったリアル

では私が実際にシンガポールに住んでみて、シンガポール人の彼と暮らし、シンガポール人の同僚と働き、シンガポール人の友人と過ごした7年間でみてきたリアルをご紹介したいと思います。

① 街がキレイでゴミひとつない

実は、そんなことないんです。大通りから一本小道に入ったり、住宅街に行くとけっこう落ちてますよ、ゴミ。

確かに他のアジア諸国に比べたら少ないほうかもしれませんが、『街全体がゴミひとつなくキレイ』というのを想像してくると、

『意外とゴミ落ちてんじゃん』σ^_^;

と思うかもしれません。

法律で取り締まらないとポイ捨てしちゃう人たち

シンガポールはゴミのポイ捨てが法律で禁止されているので、そのへんにポイッとしたところを目撃されたら罰金を取られます。

これって、裏を返すとですね、シンガポールに移住してきたそれぞれの民族は、ゴミはポイ捨てしてOKな感じのところ出身なので、

そんないい加減な人たちは法律でしばって罰金で脅しておかないと、統率できない (>_<)

ということなんですよね。

また、中国では『つばを吐く』というのも昔から当たり前に行われていた風習なのですが、国民の約7割が中国系のシンガポールでは、この『ツバ吐き』も法律で禁じなければみんな普通にやってしまうので、罰金の対象にしてやめさえる必要があったのです。

いずれにしても、『見つからなければお咎めなし』なので、おまわりさんのいないところではまだまだやっている人もけっこういるのが事実だったりします。

蚊や虫は徹底的に国が消毒、除去

シンガポールに行ったことがある人ならわかると思うのですが、シンガポールは高層ビルが立ち並ぶ東南アジアの大都会でありながら、街中には緑が溢れています。

郊外ではお散歩コースなどもキレイに整備されていて、草木が茂っているところもあるのですが、どこに行っても基本的に

蚊に刺されたり、虫がプンプンしているなんてことがありません。( • ̀ω•́  )✧

シンガポール以外の東南アジア諸国のことを想像してみるとわかるのですが、同じような熱帯雨林気候にありながら、タイやインドネシア、マレーシアではめちゃくちゃ蚊に刺されます。

そして飲食店のちょっと裏の方とか、ゴミ箱の周りとかではプンプンとハエが飛び回っているのがごく普通の光景ですよね。

ところがシンガポールでは一切それはありません。

なぜなら、デング熱や感染症などが蔓延してはシンガポールの経済が回らなくなってしまうので、国が主導でペストコントロールがきっちり行われているんです。

定期的にとんでもない臭いの殺虫剤のようなものを、マンホールからゴミ捨て場から噴射しまくって、その臭いと煙でその地区一帯が白くなってしまうほど、バリバリに殺虫剤まきまくりです。

ゴミの分別なし。公共のゴミ箱に粗大ゴミも

シンガポールでは家庭ごみの分別は行われていません。

各家庭には、階下の集積箱に直通のダストシュートがついていて、そこから何でもポイ!です。

するとゴミ収集車が定期的にやってきて、団地のダストシュートからゴミを集めて持っていってくれるという仕組み。

日本のように自分で集積所まで持っていく手間暇はかからないものの、

誰にも『ゴミの正体』がバレないので、ちょっと常識のない人だとダストシュートに生ゴミをそのまま流したりしてダストシュートからとんでもない悪臭が流れてきたり、なんて問題もありました。

そしてシンガポールには公共のゴミ箱が本当にたくさんあります。

街を数歩歩けばゴミ箱が見えてくるくらいなのですが、シンガポール人もちょっとツワモノになると、そのゴミ箱の隣にソファやベッドなどの粗大ゴミをポンと置いておく人もいます。

本来ならば粗大ゴミは所定の業者に電話して取りに来てもらうのですが、どうもゴミ箱のそばに置いておけば誰かが持って行ってくれるらしく、誰も文句をいうこともなくスルーしてくれるし、次の日くらいにはだいたいなくなっていました。

このことからもわかるように、シンガポールは国を挙げて一生懸命『クリーンな国』を目指してはいるものの、やはり郊外に行くと、汚いところもちゃんとあります。

② 物価が鬼高い

『シンガポール 物価』でググるとだいたい上位に出てくるのが、

物価が世界一高い国!

みたいなやつですよね。

確かに高くなったと思います。私がシンガポールに転職が決まって移り住んだときとは家賃が比べ物にならないほど高くなっています。

でも、、

旅行で行くには、そんなに高くないかも?

マリーナベイサンズおよびその周辺は『THE観光地』なので激高いですのでご注意を。

物価が高いと皆さん口々に言うのですが、私が思うに、シンガポールに『住む』となったらそれはもう大変なことになったとは思います。

でも、旅行でせいぜい1週間以内の滞在ならば、正しい情報さえ得られればそんなに物価の高さなんて感じないのではないかと思うのです。

シンガポールで鬼高いものはこの3つ

世界一物価が高いとはいえ、その『高いもの』は実はそんなに多くありません。

  1. 家、家賃
  2. 嗜好品(酒・タバコ)

以上です。この3つに関してはバカみたいに高いです。

なので例えば家を買って住むだとか、車を買うとか、そういうものを手頃に済ませたいなら、シンガポールではなく違う国に行くことをお勧めします。

でも、旅行で行くシンガポールでは、日本より安いものがちゃんとありますので、それを使いこなせばかなり快適にリーズナブルに過ごすことができます。

  • タクシー (どこに行くにも20ドルあればOK)
  • 食べ物(ホーカーセンターやフードコートが安くて美味しい)

③ 多民族国家でみんな仲良し

シンガポールには主に中国系、マレー系、インド系、ユーラシア系の4つの民族が共存しています。

単一民族で島国育ちの私たちからすると、いろんな人種が同じ『シンガポール人』っていう感覚にちょっと戸惑ってしまいますが、

実は彼らもまた、本当のところは戸惑うことがあるらしいのです。

だって、バックグラウンドの全然違う人たちがひとつのちっちゃな国で生活するんですもの、それは多少の軋轢や差別的な見方が生じるのは、ある意味当然のことかもしれません。

国が定めた【人種混合プログラム】

シンガポールでは『それぞれの人種、民族が仲良くすること』さえも国が介入してきちんと定めています。

シンガポールの公営住宅(通称HDB)では、1つの団地に入居できる人種の割合がきちんと決められていて(国民全体の割合と同じ割合で)、同じ民族だけが一つの地域にかたまることがないようになっています。

リトルインディアやチャイナタウンも

なので、イメージ的にはチャイナタウンにはより多くの中国人が、リトルインディアにはインド人が住んでいそうな感じですが、全然そんなことないんです。

事実私の友人は中国系シンガポール人ですが、彼らはリトルインディアの近くに住んでいました。

お互いの宗教行事にはお招きし合う

というわけで、ご近所さんにもちゃんとバランスよくいろんな民族の人が分布しているので、彼らはそれぞれのご近所さんともとても仲良くやっています。

それぞれ違う生活習慣や宗教を持っているのですが、それもある程度お互い理解しあって、それぞれのお正月にはお互いを招待しておもてなししたりもします。

▽関連記事:シンガポールの主な行事▽

そうは言っても、お互いに『こんなとこが嫌だ』は持っている

シンガポール人の中での【民族間のいざこざ】や【考え方の違い】については、探してもなかなか記事や情報は見つかりません。

なぜなら、かなりセンシティブな問題だから、記事にしにくいのです。

でも私が7年間シンガポールで彼らの中にどっぷり浸かって生活してみて気づいたことは、

中国系、マレー系、インド系、それぞれに性格的な特徴がある

ということ。それは長所も短所も両方です。

簡単に説明すると、以下のような感じです。(あくまでも私の主観と、私の友人たちの意見を総合したものです)

それぞれの民族に見られる長所

  • 中国系:頭はキレるし仕事も速くて正確。お受験では勝ち組が大多数。
  • マレー系:穏やかな気質で感じの良い人が多い。接客やサービス業に向いている
  • インド系:頭が良い人が多く、気質も穏やか。

それぞれの民族に見られる短所

  • 中国系:金にうるさい、金にならないことはやらない
  • マレー系:怠けものが多い、のんびりしすぎている
  • インド系:リーダーシップを取るのが苦手、向上心がない

などなど、ざっくりですがお互いにこんなイメージを持っています。

でもそれぞれが長所も短所も理解した上で、『ま、仕方ないか』みたいな軽いノリで受け流して共存できているのはすごいことだなと思わざるを得ません。

まとめ

今回の記事では、みんながイメージしたり、ネット上などで流れている一般的な情報が、実は事実とはちょっと違うところもある、ということについてご紹介しました。

【シンガポールのリアル】なんて言ったらちょっと大げさですが、でもそこで実際にシンガポール人と暮らしてみて初めて見えてくるものってありますよね。

シンガポールは物価は高いが治安も良くて街がキレイで食べ物が美味しい。

もちろんそれは間違っていませんし、私も先日こどもを連れて行ってきましたが、こどもにもとても優しいのがシンガポール人の素晴らしいところでもあります。

ぜひシンガポールに行ったら、ネット上で出回っている情報だけに惑わされず、自分の目でその「リアル」を見てみてくださいね。

追伸:マリーナベイサンズ、セントーサ関係は、新興観光地ですので鬼高いです。ご注意を(^ ^)

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