『私って〇〇な人だから〜』と言う人の心理

バカリズムさんのコントが大好きな引きこもり主婦、のりこです。

彼のコントの一つに、めちゃめちゃ面白いんだけどその『洞察力の高さ』に驚かされるものがあるんです。それは

女子と女子

というタイトルのもの。ぜひみたことがない人はYoutubeとかですぐに見てみてください。

その中に出てくる女性たち数人を、バカリズムさんが全て一人で演じているんですが、その描写がまたすごい。

カフェとか電車の中とかで、今にも隣の席から聞こえてきそうな、

『ちょっとイラっとする女性同士の会話あるある』

なんです。

その代表的なフレーズが、

『私って〇〇な人じゃん?』『〇〇な人なのね』

です。

本当によく出会いますよね。聞いてもいないのに『私って〇〇な人だから』と前置きする人。

今日はそんな『私って〇〇な人だから』宣言をする人の本当の心理について解説したいと思います。

のりこ

そのコントの中では、他にも『基本的に人の話は聞かない』とか『知りもしないくせにBGMをハミングしたり曲に合わせてのって見せたりする』とか、『自撮りの顔がやばい』とか、本当に細かい『女子』のちょっとイラっとさせる行動が描写されていて痛快。

『私って〇〇な人だから〜』の根っこは【承認欲求】

様々なシチュエーションで耳にする『私って〇〇な人だから』発言。

それは日々の生活や友達同士の会話だけでなく、仕事でもこれでなんとか言い訳しようとする輩までいたりしますよね。

いずれにしても全ては『承認欲求』からきていることは間違いなさそうです。

承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求である。(ウィキペディアより)

そう、承認欲求とは読んで字のごとく、『他人から認められたい願望』のことですよね。

  • 自分が頑張っているのを親や上司に認めて欲しい
  • 他人から『すごい人』だと思われたい
  • SNSでイイネが欲しい
  • SNSで幸せアピールして羨ましがられたい
  • 自分は特別な存在だと思われたい

などなど、通常の承認欲求というのは、『褒められたい』『認められたい』という、誰もが持っている『他者に受け入れられたい欲』のこと。

ところが、実力が伴っていなかったり、なかなか思うような成果があげられなかったりして、

  • 誰からも褒められない
  • 誰からも見てもらえない
  • 他者と比べられて劣っていると思われてきた
  • 人間関係でうまくいかなくなった

という状態が長いあいだ続いたりすると、その人の『承認欲求』はずっと成就されないままになってしまうので、

心の中の『承認欲求』をこじらせることになるのです。

その結果、自分から相手に承認を強要する『私って〇〇な人だから〜』アピールになるというわけ。

本当は満たされたくて満たされたくて渇望しきっている『承認欲求』。

それを自分から投下するしか術がないというのは、ある意味ではちょっと悲しい悪あがきなのかもしれませんね。

『私って〇〇な人だから〜』にも色々種類がある

そしてこの『私って〇〇な人だから〜』アピールにも、実はいろんなタイプがあります。

バカリズムさんの『女子と女子』コントを見ていて思ったのは、

実は私も、とある角度からは同じように『承認欲求』を晒してきたのかもしれない

ということ。

あからさまに『私って〇〇な人だから〜』という表現方法でなかったとしても、会話のあちこちに『承認欲求』は見え隠れしているのかもしれません。

① ギャップアピール型

バカリズムさんのコントの中でも出てきます、このフレーズ。

『私って、中身オトコじゃん?』『私、女子力低いから〜』

こうやってわざと自分を卑下するタイプの『私〇〇な人だから』アピールは、主に相手から『そんなことないよ〜』の言葉を待っているか、もしくはそれ以上の褒め言葉を期待しているときですよね。

しかも『中身がオトコ』と言う言葉の中には、

「私はその辺の女性みたいにネチネチしてなくて、美容や料理なんかにも興味はないんだけど、でもそんなこと意識しなくてもできちゃってる天性の女性らしさを持っている」

ってところをアピールしたいと言う裏の意味があったりしますよね。

ものすごいこじれようです。Σ(・□・;)

② カムフラージュ型

そしておそらく『私って〇〇な人だから〜』族の中で一番多いのがこのタイプだと思います。

自分には『こうありたい』と言う理想の姿があって、それを『私って な人だから』発言に乗せて他人にインプットしようとしているタイプ。

  • 『私って大雑把な人だから〜』とか、
  • 『私ってあんまり他人の意見とか気にしないタイプだから〜』

とかいうのがこの典型です。

これ、私も実際に無意識ながらやっているということに、この記事を書いていて気付いてしまいました。

この発言の裏にあるものは、『相手にそう思われたい』の一言に尽きます。

本当の自分は

  • 神経質でちょっとしたことにも敏感に反応する
  • 周りの目を気にしていつもビクビクしている

というのが正直なところで、自分でもそれはわかっているのですが、そんな粘着質な自分が嫌いでたまらない

そうするとせめて他人には『大雑把』『おおらか』『自由気まま』な理想の自分を演出したくなってしまうというわけです。

そのほかにも

『私って変人ってよく言われるから〜』→ 本当は超凡人

なども然り。

③ 期待に応えられなかった時の予防線

『私って細かい作業苦手な人だから〜』とか『私ってパソコンとかすると頭痛くなる人だから〜』

などなど、仕事を始める前からこんな『できません』アピールする人、本当にたくさんいるんですよね。

でもそういう人の心の中では、

  • もしこれができなくても相手をがっかりさせたくない
  • 頼まれたことができなくて嫌われたくない
  • できないヤツというレッテルを貼られたくない

という自分を守るモードに入っているわけですよね。

嫌いにならないで、見捨てないで (T ^ T)

という焦りから、この自虐的な『できない』アピールをしておく。

そうすることで、相手の自分に対する評価のハードルはグンと下がることになるので、何かやらかしてしまっても、『ちょっとくらい大目に見てちょんまげ』くらいのノリで、嫌われずに乗り切れると思っているわけですね。

④ ただ知らないだけ

  • 『私って、外国とか興味ない人だから〜』とか、
  • 『私って、外人とかムリな人だから〜』とか、

よくお見かけします。

中には海外に出たことがあって、特にいい思い出もなかったからもう興味ないという人もいるでしょうが、

大体の人は、

海外に出たことがない。

要は、知らないだけなんです。

人って、『知らないこと』に対しては何よりも強い『恐怖心』を抱くものなんですって。

わざわざ大枚叩いて知らない『恐怖の地』に赴く。

そんなの馬鹿げていると思うのは、行ったことがないから

だけど、

『お金もないし、行ったことない所に行くのは怖い』。゚(゚´ω`゚)゚。

なんてダッセー本音を言えない人は、『興味ない』と言う逃げ道に走るしかないわけですわ。

『私って、好き嫌いゼロな人だから〜』だった私の話

ちなみに私は、20歳まで食べ物の『好き嫌い』がゼロというのが自慢でした。

子どもの頃から何でも食べられました。一時期ウニを食べ過ぎて気持ち悪くなったことはありますが、それもいつの間にか克服。なまこもホヤもむしろ大好物。

食べてみて『美味しくはないな』と思うものはあっても、『食べられない』ものはなかったんですよね。

ところが、20歳の時にオーストラリアに留学した時に、ルームシェアをしていたタイ人の友人ポンちゃんが作ってくれたタイ料理を食べて、

『これはムリだ』(*_*)

と思う食べ物とついに出会ってしまったのです。それは、

ココナッツミルクと、パクチー (T ^ T)

今まで日本で食べてきたものとあまりにもかけ離れているその独特の香りに、『口が受け付けない』という状態を初めて体験しました。

そこでわかったのが、『私って、好き嫌いゼロだから〜』と自慢げにしていられたのは、ただ単に、

『世界を知らなかっただけ』

ということに過ぎなかったんですよね。

まとめ

今回の記事では、『私って〇〇な人だから〜』の正体について解説してみました。

客観的に聞いているとけっこう『寒い』ですよね、『〇〇な人だから』アピール。

だから自分は絶対言わないようにしようと思っている人も多いと思うのですが、実は無意識のうちに自分を守るために使っていたりするもの。

とはいえ他人はそんな【自称『〇〇な人』】の発言には実はそれほど影響を受けないようになっているようです。むしろそれを聞くことで、

  • あ、この人は無知なんだな、とか、
  • あ、この人自分の正体を隠そうとしているな、とか、

そういうコアな部分の方を悟ってしまうことが多いようです。

大丈夫、そんなに自分を繕って見せなくても、他人は自分が思っているよりアナタのこと嫌ってはいないものですよ。

問題は、本人がそれに気付いていないだけ。

自分への評価が低すぎる結果が、『私って〇〇な人だから〜』発言なんですよね。

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