実は最近、ちょっと衝撃的なことがありました、のりこです。
私は他人様からみると、『怖いものなし』のイメージがあるようですが、実はけっこうあります、怖いもの。
- 爬虫類・両生類
- 飛行機
- 貧乏と貧乏人
今日はこの中でも3番目の、『貧乏と貧乏人』についてかなり怖いことがありましたので、ご紹介したいと思います。
近所のマンションに住む、元パート先で以前一緒に働いていた、『顔見知り』程度のおじさんが、急に車を幅寄せして停まりました。
その人に会うこと自体がとても久しぶりだったのですが、そのおじさん、私を見つけるなり突然、『お願いがある、すごく恥ずかしいことなんだけど、、』と言って、借金の打診をしてきたんです。
彼曰く、『今、人生最大のピンチ』なんだそうで、そのピンチを切り抜けるのに必要な金額が、20万円。
でも、断りました。だっていくら何でも、たまたまその昔同じところで働いていたというだけ、そしてたまたま住んでいるのが近所だというだけで、私がそのおっさんに20万円貸してあげる義理はないでしょう。
すでにそのパート先は辞めていることや、主人の会社の金を動かすことはできないことを伝えて、お金を貸すことはお断りしたのですが、そのおじさんは『じゃ、せめて10万だけでも何とかならないか、頼れるのはもうのりこさんだけなんだ』と食い下がるんです。
「とにかくお貸しできません、ごめんなさい」と謎に私が謝りながら立ち去って終わったのですが、それからというもの夜にアンディの散歩に出るのが少し怖くなってしまいました。
私だって、別に金持ちじゃない。だけど、20万程度のお金を用立てるために、こんな『顔見知り』程度の女にすがるほど、情報量にも人脈にも困っちゃいない。
衝撃の借金申し込み事件とその後
こんな感じで突然おそってきた「衝撃の借金の申し込み事件」でしたが、その後私の中で少しずつ気持ちが変化してきたんです。
- 驚き、ショック、ちょっとの心配(私ってお人好し)
- 怒り、不安、恐怖
- 疑問
こんな感じに、最終的に「不安定な感情」が収まった後には『なんで?』という疑問しか残らなかったんです。
- なんで、頼れるのが私だけなのか?
- なんで、そんなに金がないのか?
- なんで、もっと自分でなんとかしようとしないのか?
- なんで、私に頼むことが『恥ずかしいこと』だとわかりながら、それでも頼めるのか?
- なんで、金がないはずの彼からタバコの臭いがしたのか?
- なんで、『人生最大のピンチ』なのに、同じところに住んで同じ車に乗っているのか?
どんどん湧き上がる、いくら考えても理解できない疑問の数々。
そしてそこで思い出したのが、『貧乏人マインド』という言葉です。
『貧乏人マインド』とは
この『貧乏人マインド』とは、実際にお金のあるなしではなく、その『思考』が貧乏人であるというもの。
「何かを無料プレゼント」と聞くと「これは罠だ」と決めつける
「少額投資で大丈夫」と聞くと「それじゃあ、大して儲からない」と文句をいう
「多額の投資が必要」といえば、今度は「そんなお金はない」と言い返す
「新しいことに挑戦しよう」と提案すれば「経験がないから無理」と最初から諦める
「伝統的なビジネスだよ」といえば「じゃあ成功しないね!」と端から却下
「新しいビジネスモデル」だといえば今度は「MLM(マルチレベルマーケティング)か」と決めつける
「お店を経営してみたら?」と提案すると「自由がなくなる」と主張
「起業してみたら?」というアドバイスには「プロじゃないから無理」と拒否(内藤忍『「貧乏マインド」があなたの人生を台無しにする』より)
要は、何事に対してももっともらしい言い訳ばかりして何もしない人、のことです。
こういう人に限って、とにかく口が達者。ひと昔前で言うなら、
『あー言えば、上祐』(古い)
的な、なんでもかんでも熱弁を振るうか、『自分には何もできないから』と妙な開き直りをしつつ、何も変えたくないし、なんの努力もしたくない人ですね。
『万策尽くした』の真相
確かにその借金打診おじさんも、『自分は何もできないし』とか『もう年だから』とかいろんな言い訳をしていました。これこそ、
典型的な『貧乏人マインド』の持ち主ですね。(-_-;)
とはいえ私だって一応血の通った生身の人間ですし、しかもどちらかというとお人好しな方なので、
『私以外にもお金を調達する術はあるんじゃないですか?』
と、その借金の打診から逃れたい気持ちと、ほんの少しの親切心から聞いてみたんです。
するとおじさんは間髪入れずに
『もう万策尽くした、それでもダメだったからのりこさんにお願いしてるんです』
と、ずいぶん堂々と言うじゃないですか。
でもね、私は絶対にそれが「万策尽くした後」だなんて、全然信じられませんでした。
だって、こんなずいぶん年下の私が言うのもなんですが、私でさえ20万くらいのお金をすぐに作ろうと思えば、
もっといろんな手段を思いつくことができるからです。もちろんこんな「ただの顔見知り」程度の人に頼らずに、です。
だから、彼の言う『万策』は、全然『万策』ではなかったはず。
彼は、数多ある『策』のうちでも、ほんの数個くらいしか頭に浮かんでこなかっただけだと思うんです。
それは、
『情報量の貧しさ』と言う、まさに彼が『貧乏人マインド』全開で生きてきた故の悲しい結末なんですよね。(T ^ T)
彼には本当は解決策はたくさんある
ではここで、私がそのおじさんのために考えてあげた、20万円くらいの金をなんとかするための解決策を提案したいと思います。
とはいえ、そのおじさんはもちろん『貧乏人マインド』バリバリなので、『情報リテラシー』が著しく低くこの記事を読む日はこないのが残念なところではありますが。
- タバコをやめる
- パチンコをやめる
- 銀行ローンや消費者ローンをあたってみる
- 支払い先に期限延長や分納を交渉してみる
- 会社、組合に打診してみる
- 車を売る
- 家を売る
ここにはすぐにできるものから、ちょっと長期的に臨むものもありますが、とにかく一番大切なのは、
貧乏人特有の『貧乏人の行動』をやめることが最優先です。
『貧乏人マインド』がもたらす『貧乏人の行動』
貧乏人マインドとはとにかく口では色々言うけど基本的に『努力せずに現状維持』と言うのが信念なので、そう言うタイプの人たちがとる行動も、わりとパターンがあることがわかってきました。
- 身の丈に合わない生活をしている(プラマイゼロの生活)
- 友達が少ない、もしくはいない
- 金の使い方がくだらない
- 不健康になっていく
- 新しい知識を自分から取りに行かない
とこんな風に、彼が20万円くらいのお金をどうにかできない原因は彼自身のこんな行動にあるわけですが、やっぱりその中でも一番大きいのが、
圧倒的な『情報量』の差
なんだと思います。
お金持ちの人々の88%は、一日に少なくても30分以上は自分の教育やキャリアに関連した資料を読むのに対し、貧乏な人々ではわずか2%しかいませんでした。また、子供に対しても、お金持ちの人々は本をよく読んであげるのに対し、貧乏な人々はあまり読まないという違いが明らかになりました。(【貧乏脱出】経営者が語る貧乏になる人の習慣 TOP10より)
こんな記事にもあるように、やはりお金持ちになる人というのは日々意識的に新しい情報を取りに行っていることがわかります。
まとめ:彼には情報が鬼足りなかっただけ
私の大好きなホリエモンの言葉に、
ググれ、クズ
というものがあります。
これは、ツイッターなどで、ホリエモンに対して『自分で調べりゃわかることをわざわざ質問してくる人』に対してのホリエモンの回答なのですが、まさに私はこの借金申し込みおじさんにこの言葉をかけてあげたいのです。
彼には、20万円くらいのお金を作る『術』がなかったのではなく、それを作るための『情報』が足りなかったんです。
私が彼だったら、
徹底的に調べます。どうやったら乗り越えられるかを。
結論は、貧乏人ほど『貧乏人マインド』という言い訳がましい現状維持装置を頭に抱えていて、それがムダなプライドになっている。
だから今の家や車が、身の丈に合わないものだったとしても、それを変えられないで言い訳ばかりしている。
そのプライドはもっと違うところに使うべきなんです。
そのためには、闇雲にでもいいから、とにかく新しい情報を取りに行く習慣を取り込まないといけないと思います。
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