『要領がいい』のは悪いこと? 

子どもの頃から親に『要領がいい』と言われて育ちました、のりこです。

巷では『2番目の子は要領よく、ずる賢く育つ』なんてひどいこと言われているのをよく耳にしますよね。

はい、生まれた時からいつも気付けばそこに兄がいた、バリバリの2番目っ子です、私 o(^▽^)o

私の2歳違いの兄は、今ならちょっとした病名がつきそうなくらいの大変ないたずらっ子で、中学生になる頃には『破壊大帝』なんていうあだ名をつけられるほど、触るもの皆ぶっ壊してしまう、正真正銘の『手のかかる子』でした。

私はそんな兄が2歳半の、ちょうど『イヤイヤ期』を迎え最悪な状態の時に生まれたわけですが、まるでそんな空気を読むかのように、私は極めておとなしく、いつも黙って寝ている赤ちゃんだったそうです。

2番目っ子が『要領がいい』子に育つ理由

さて、ではそんな2番目っ子がどうして要領の良い子に育つのでしょうか。

そんなの、考えるまでもないですよね。

目の前で、どんなことをしたら親に怒られるか、どんなことをすれば親が喜ぶかを見ているから

に決まってます。

毎日毎日、親を手こずらせては怒られたり、親を謝りに行かせたりしている兄の様子を見ていれば、自分はこんなバカなことはしないでおこう、と冷静に判断ができるようになるのです。

そうこうしているうちに、親が私に向かってこんなことを言うようになりました。

  • 『本当にアンタは要領がいいから』とか、
  • 『さすが2番目、ちゃんとわかってるのね』とか。

でも、子どもながらにわかりましたよ、その言い方は『褒められているわけではない』と。

『要領がいい』のはまるで【悪】?

そんな親のコメントから連想して、私は

『要領がいい』って言うのは、悪いことなのかな σ(^_^;)

と思うようになりました。

だって、明らかにトラブルメーカーだった兄は、『要領が悪くて、不器用』を地でいくような人でしたが、

そんな彼に対する周りからのイメージは、どこまでも【素朴で純粋ないい子】なんですよね。

なんだか知らないけど昔から日本では、「弱い人」や「負けているチーム」はとっても応援してあげたくなるし、「要領は悪いけど真面目」とか「地道にコツコツ」やっている人、何かをただ愚直に継続することが美徳とされてきたワケです。

逆に「金持ち」とか「商売上手」、「世渡り上手」、「成功者」なんかは『悪者』と相場が決まっています。

だからその流れで行くと、やっぱり『要領のいい人』ってのは【地道な努力もしないでポーンと成功しちゃう】みたいなイメージを持たれやすいので、最終的には『悪いやつ』とか『腹黒いやつ』という印象を持たれてしまうんですよね。

『要領がいい人』の特徴

ではここで気をとりなおして、『要領がいい人』とは一体どんな人なのかをご紹介したいと思います。

  • 観察力がある(ものごとの「規則性」を見つけるのが得意)
  • 手抜きするポイントが直感的にわかる
  • 相手の【地雷】がどこなのかわかる
  • 基本的に面倒くさがり
  • 要領がいい人とそうでない人の違いがわかる

おそらく世の中の『要領いい人』にはこれらの項目はよくわかってもらえるのではないかと思います。

『要領がいい人』の最大の特徴はなんといっても『観察力』です。

だって、見てきたんだもん。兄が怒られる姿を。

そして観察していく上で、要所要所に見えてくる「規則性」に逸早く気づくことができるのもこのタイプの人の特徴です。

それは本当に小さなことでもいいんです。

  • 母が好む洗濯物の干し方やたたみ方、とか
  • ハンガーが何本単位でまとめられているか、とか
  • 上司の机の配置や仕事を片付ける順番、とか

それは、コンビニの店員さんが、常連のお客さんのタバコの銘柄を覚えていてレジに来ると何も言われなくてもスッとそのタバコを出すくらいの感覚。

でもその規則性に素早く気づける人は、仕事を覚えるのも、その完成度が高まるのも格段に速いのは言うまでもありません。

『要領の悪い人』とは

では反対に、『要領の悪い人』ってどんな人なのかもご紹介しておきますね。

「自分って要領悪いんだよな〜」と思う人はぜひ、こんなところが原因かもしれないと知っておくのも大切かもしれません。

  • 優先順位がつけられず、全部、散らかる
  • すべてを自分一人でやろうとする
  • 時間の流れ方や、時間配分がわからない
  • 片付けのセンスがなさすぎる(=片付いてない)
  • 『要領がいい人』とそうでない人との違いがわからない

これらの特徴の中でも一番深刻なのは、最後の

『要領がいい人』とそうでない人との違いがわからない

ってやつです。

むしろこれさえわかれば、要領がいい人と同じくらいの仕事量がこなせるようになると思うのですが、とにかく要領の悪い人たちは、『デキる人とデキない人との違い』がさっぱりわからないのです。

だからデキない人ほど、デキる人に対してこんないちゃもんをつけたりします。

  • あの人は上司のお気に入りだから
  • 人に取り入るのがうまいからね〜
  • なんだったら枕営業でしょ

こんな風に陰口を叩くのは、決まって『要領も、頭も悪い人』です。

『要領がいい』ことは【悪】でも【ずるい】ことでもない

どうしてもテレビや映画、小説などフィクションの世界の主人公って、

  • 要領が悪くておっちょこちょい
  • 不器用でうまく立ち回れず、
  • 大切なタイミングも外し、
  • 『要領のいい奴』にうまく利用されるけど、
  • いつもひたむきに明るく、前向きに頑張る

みたいな、実生活にこういう奴がいたらちょっとイラつくなと思うような『プチ天然』系が多いですよね。

そしてそのフィクションの中では、そんな『私なんてグズでノロマな亀なんです!』みたいな主人公が最終的に王子様みたいな男を夢中にさせたりして勝ち抜いていく。

だから、勘違いしてしまいやすいのです。

『要領が悪い』=『善』『いい人』

『要領がいい』=『悪』『ずるい人』

と。

実際は、『要領がいい人』はいつも、ムダなことに時間や金、メンタルを費やすことなく実利的な行動をパッパとやっているだけなのであって、

性格の良し悪し』とは、全く無関係なんです。

それを理解できずに、【要領がいい=ズルをしてのし上がる嫌なヤツ】と決めつけるのは、明らかにデキないヤツのひがみでしかないのです。

とはいえ、子どもながらに観察力が高く、要領がよかった私は、

要領ワルめで天真爛漫の兄の方が、要領よくて怒られない私より、はるかに親に可愛がられている』

ということにも、ちゃんと気づいていましたけどね。

まとめ

今回の記事では、『要領がいい』ってどういうことなのか、そして『要領がいい』ことは本当に【悪】なのか、ということについて色々と考えてみました。

私自身、子どもの頃に兄のいたずらと親の手こずり具合を目の当たりにしていたので、ある意味では常に『悪い例』から日々学んでいたわけです。

だから私は、とても無難な、怒られない子どもに育ちました。

そこで気づくのは、

『要領がいい人』って、【悪】ではないけれど、可愛げは少なめでとくに愛されはしない ( ;∀;)

ってこと。

いつも手がかかって仕方なかった兄は、親から見たらかわいくて仕方なかったみたいです。

一方で幼少時代の私のように、いつも『要領よく』立ち回る人は、

一緒にいても全然和まないし、癒されもしない

ことは間違いなさそうですよね。

本質的には、『要領がいい人』と『悪い人』や『ずるい人』は、全く別のもの。

だけど人間の本能的な部分で、『要領がいい人』=『好かれない人』であることは、否定できないかもしれません。

(T-T)

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