就活中女子
英語面接の準備をしていると必ず陥る、こんな疑問に答えます。
シンガポールの外資系ホテルでマネージャーをしていた時に、フロントスタッフの採用面接にも関わっていました、のりこです。
英語面接と聞くとそれだけでなんだかものすごく壮大なことをするようなイメージを持たれがちですが、実はその内容はいたってシンプル。
だって、そこで話す内容はすべて、一番よく知っている『自分自身』のことなのですから。
私自身、これまで幾度か英語面接を経験し、それに合格することで夢だった海外就職を実現できました。
また、シンガポールで外資ホテルでマネージャーをしていたときには、フロントスタッフの面接にもかかわり、現地の面接の様子も数多く見てきました。
そんな経験から、英語面接を成功させるために
面接官に良い印象をバッチリ植えつけて合格を勝ち取るコツ
をご紹介します。
目次
英語面接に『完璧な英語』は必要ない
まず最初に言っておきますが、
英語力不足のために英語面接や海外就職を諦めるのは、バカです ヽ(´▽`)/
英語力なんて後からなんとでもなるので、まずはきっかけを掴む努力が大事だと思っています。
日本人は生来まじめで完璧主義の人が多いせいか、『英語面接』となると
100%完璧な英語を話さなければ、不合格になるにちがいない
と思い込んでいる人が実に多い。
そのため最初から『挑戦すること』すら諦めている人がたくさんいるんです。
でもそれってとってももったいないこと。
そもそも完璧な英語が話せる人なんてほとんどいないのですから、ここは開き直って必要なものだけ覚えてしまえばOKと思って臨みましょう。
面接で聞かれること、話すことにはお決まりのパターンがある
私が実際に海外でフロントスタッフの面接に携わった時に肌で感じたことは、
聞かれる質問やそれに対する答えなんて、どこの国でもみんなだいたい同じようなことを言っている
ということです。
▽関連記事:英語面接で聞かれるお決まりの質問や心構え▽

たかだか一人30分あるかないかくらいの短時間の中で交わされる質疑応答なんて、実はたかが知れているのです。
数パターンしかないものならば、そのフレーズくらい覚えてしまえばこっちのものなのです。
面接では『第一印象』が最重要
英語面接にかぎらず、日本でも面接の時には『第一印象』が一番大事!なんて言われていますが、まさにその通り。
私が面接官をやってみて実感したことは、
その人が部屋に入ってきた瞬間のイメージで、合否結果はほぼ8割くらい決まってしまう
ということ。
あ、この人いいな、と思ったらもうそこから先は『好印象フィルター』を通して見ているので、多少のミスは大目に見られちゃうんです。
反対に、『うわ、なんかね〜、、、』と思った相手に対しては、それが「好印象」にひっくり返るまでは長い年月がかかると言われています。
▽関連記事:すべては第一印象で決まる話▽

そして面接中も、
話している内容よりも、その人の立ち居振る舞いや表情、目や手の動きなど、主にその人のビジュアルを見ている
ことが多く、それは私のみならず他の面接官も同じ見方をしていました。
面接官
だったら徹底的に『第一印象』の好感度を上げてしまえば、その面接は勝ち取ったも同然というわけです。
一目で信頼される態度、話し方
では具体的に、どんな態度で面接に臨むと圧倒的な『好印象』を与えられるかをご紹介しましょう。
清潔感のある身だしなみと『自信』
もうこれは採用面接の基本の『き』です。
日本でよく見かける就活中の大学生のように、恐ろしいほど個性のないリクルートスーツなどは着る必要はないのですが、だからと言って崩しすぎると、やはりだらしないイメージを与えてしまいます。
海外での面接の際によく見られた服装は、
- 男性は長袖ワイシャツにスラックス(ノータイ)
- 女性は薄手のスーツ(パンツスーツもOK)、中はブラウスかカットソー
と非常にシンプルなものが多かったです。
このとき、もともとの顔がブスか美人かは関係ありません。
女性ならきちんとメイクをして、髪をとかしていく。
自分が一番可愛く見えるようにしていくことこそが大切なんです。
なぜかというと、それは『自信』につながるから。面接においては、この『自信』こそが最高のスパイスとなって好印象をもたれるオーラをかもしだしてくれるのですから。
のりこ
コミュニケーション取りには欠かせない、アイコンタクト
日本人が苦手な【アイコンタクト】も、海外や英語での面接の場合は『必要不可欠』な要素の一つです。
日本人にとって相手とバッチリ目を合わせることは、『ガンを飛ばす』なんて呼び方があるほど、
- 威嚇
- 攻撃
という受け止め方をされてしまうことも。
一方で海外では日本のそれとは真逆の考え方。相手としっかりアイコンタクトを取ることは
- 相手への好感
- 興味、関心がある
というポジティブな印象を与えられます。むしろアイコンタクトを取れないでいると、何か隠し事をしているように捉えられたり、自己肯定感が低いと思われたり、なかなか好印象には繋がらないのが現実です。
声のトーンは明るめ、大きめ
第一印象でどれだけインパクトを残せるかが英語面接で重要になってくるわけですが、上記2点に加えて非常に大切なのが、声のトーンです。
英語面接の時には特に、語学に自信が持てず弱々しい声になってしまうこともありがち。
そこに極度の緊張も相まった日には、わけもわからず『早口』になってしまい、すっかり自信のなさを前面に出してしまうことになります。
でも、もうここまできたら、開き直りましょう。
面接室のドアを開けるやいなや、弾けるような笑顔と抜けるような明るいトーンの声で挨拶ができたら、もう面接の8割は終わっているようなものなのですから。
心に余裕を持って英語面接に臨むために
面接を受ける人
下見に行く(所要時間、面接場所の確認)
『そんな簡単なこと⁈』とびっくりされそうですが、意外とみんなやらないのが面接会場の「下見」です。
私がシンガポールに海外転職する時には、面接の時にホテルの人事部に来るよう言われていました。
そのホテルはオーチャードロードでもかなり目立つ場所にあるのと、高校生の時に宿泊したことがあった経験から、
迷うなんてことはありえないから〜
ヽ(´▽`)/
とタカをくくっていました。
たしかに当日は余裕で10分前にホテルに到着。念の為ロビーのトイレで顔のチェックをしたわけだったのですが、ふと、気づいてビビる。
人事部ってどこよ ∑(゚Д゚)
慌ててフロントスタッフに『人事部はどこでしょうか』と聞きに行ったところ、
『あそこのとびらを開けて左💢』
とパソコンに目をやったまま、ぶっきらぼうに指だけさされ、おそるおそるホテルの裏手に入るドアを開けて左側を探し回って、やっと見つけることができたのです。
こんな経験をもとにアドバイスするならば
下見に行って、確実に当日行くべき所定の場所を突き止めておくのが大事
ということ。特にホテルでも一般企業でも、「人事部」なんてのはだいたいわかりにくいところにオフィスがあるものです。
英語面接で絶対にやってはいけないこと
では反対に、英語面接で『好印象』を与えるために、絶対にやってはいけないこととはなんでしょうか。
それは、日本の文化ではついナチュラルにやってしまう癖、『謙遜』です。
人前で自分のことを自慢したりひけらかしたりすることを良しとしない文化の中で育った日本人は、実はとっても自己PRが苦手。
英語面接だからと、いつもとは少し違うキャラを演じてみても、ちょっとした会話の中でボロが出ることが多々あります。
- 英語がとってもお上手ですね
- こんな遠くまで面接に来てもらってすみません
不意に相手からこんなフランクな会話が飛び出て来ると、もうアドリブでやり過ごす事しか術はないのですが、そこでやってしまうのが、
no no no no no no〜〜 (´⊙ω⊙`)
日本語でいうなら、『いえいえいえいえ〜そんな事ないですぅ〜』ですよね。
これ、絶対にダメです。
相手が褒めてくれたり謝ってくれたりしてしまうと、日本では謙遜の気持ちから『いえいえ!』と否定したくなってしまうもの。
でもこれは日本人以外の人にとってはとても奇妙で不愉快な行動です。
面接で『好印象』を持ってもらおうと頑張っているのなら、相手が褒めてくれていることに対しての答えは、
Thank You (ありがとう)
の一言だけで十分。
もし相手が『お忙しい中わざわざ来てくれてごめんなさいね』なんて言い方をしてくれた時は
It’s my pleasure (光栄です)
だけで十分気持ちは伝わります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した内容は、面接を受ける人にとっては、ある意味では『当たり前すぎること』の数々なのですが、
実は皆さん意外とできているようでできていないのが現実なんです。
面接は、英語だろうが日本語だろうか、とにかく【第一印象】が大事。
ぶっちぎりで面接官の好感度をあげるためには、『見た目』や『声のトーン』など、出会って5秒で伝わる自分のビジュアル的情報を、いかにポジティブなものに仕上げていくかが重要な鍵となります。
ぜひこれを参考にしていただき、自信を持って英語面接に臨んでみてくださいね!
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