こんにちは、のりこです。
25歳のときに長年の夢だった『海外就職』を実現させました。その経験から、
日本を飛び出して海外で活躍したい!
と思っているあなたに、具体的にどんなステップを踏むと海外就職が実現できるかをご紹介したいと思います。
目次
1. どんな仕事をするのかをよく考えよう
まず、『海外で仕事をしたい』と漠然と考えている人に一番最初にじっくりリサーチしてほしいのが、
- 海外でどんなことをやりたいか
- 日本人であるあなたがわざわざ海外に行ってできることは何か
- その後、どうするつもりなのか
以上3点についてです。
世の中には、自国では給料が安すぎて出稼ぎにいく人もたくさんいますが、日本人の場合はそんな風に『そこで稼いで母国に仕送りを!』という考えで海外に出る人はほとんどいませんよね。
なので、『金を稼ぎに行く』他にも理由やモチベーションがないと続きません。
また日本にも山ほど仕事はあるのにそれでもわざわざ海外に出るのですから、現地で『日本人であるあなた』が必要とされていることも大切。
ローカルと同じスキルしかないなら、雇用する側は現地人を雇った方が早くて安くて便利に決まっていますもんね。
また、海外に行くことを考えるのと同時に、その先のことも多少は考えておくことをおすすめします。
具体的には、
- 海外就職して、そのまま現地で結婚や永住する方向性なのか?
- 海外就職しても、いつかは帰国して日本でまた仕事をする方向性なのか?
ということ。
これは『行ってみないとわからない』部分もたしかに多いです。
でもこれを考えておくと、
『この仕事もいつかは日本に帰った時に役立つ』
など、ちょっと違う角度からのモチベーションも生み出してくれることになります。
経験を活かすのが一番の近道
海外で働きたいと思った時に、まず優先すべきことは、
『自分に経験がある分野』の仕事を選ぶ
ということです。
これは、国によってはその分野である程度の経験年数がないと就労ビザが発給されないこともあるからです。
また、右も左もわからない外国で働くというのに、最初からまるっきり新しい分野というのは、
- その業界のことを1から学ぶ必要があるので即戦力にならない
- 専門用語がわからなくて話にならない
といった理由から雇用主も嫌がりますし、行った本人も最初からわからないことが多すぎてとてもつらい思いをします。
のりこ
それに応じた語学力をチェック
そしてやりたい仕事にある程度の目星がついたところで、その仕事に必要な語学力が自分にあるかどうかをチェックします。
はっきり言っておきますと、英語力がなくても海外で働くことは可能です。

上記記事でもご紹介しましたが、私自身もシンガポールに行くとき、英語力はうんこレベルでした。
ただし英語圏じゃない国に行く場合は、選ぶ職種によってはその国の言葉をあらかじめ話せるようになってから出直すなり、まずは語学留学してから考えるなりした方がいいかもしれません。
2. どこの国に行くのか候補を絞ってみよう
さて、やりたいことや、海外でどんな仕事ができるかをざっくり理解したところで、
どの国に行こうかな \(^o^)/
を考えます。
これについては行ったことない国についてはイメージがしにくいのでネットの情報を頼りにするしかないのですが、必ず確認すべきことは、
- その国で『日本人』が必要とされている仕事は何か
- その国で話されている言語は何語か
- その国の物価や賃金レベルはどんなか
- その国は日本からどれくらいの距離か
- その国の気候や宗教はどんなものか
この5つです。
これらが曖昧なまま移住してしまうと、『”こんなはずじゃなかったのに”症候群』を患うことになります。
『日本人のあなた』はその国のために何ができる?
ここでも大切なのが、『日本人であるあなた』がその国のために役立てることがあるかどうか、なんです。
参考になると思うので、私や私の友人が海外でどんな仕事についてきたかを紹介しておこうと思います。
- シンガポール:外資系ホテルゲストリレーションズマネージャー
- シンガポール:日系メーカー 事務
- シンガポール:日本食レストランマネージャー
- 香港:外資系航空会社CA
- 上海:日系航空会社 空港グランドスタッフ
- ニュージーランド:高級羊毛品 販売
- オーストラリア:旅行代理店
- オーストリア:日本大使館 事務
ざっくりこれが『海外で就職している日本人』が就いているお仕事の一例です。あくまでも私の周りの人だけをピックアップしたので、本当はもっとたくさんあります。
上記から、やはり日本人が海外で働く上で主な選択肢になるのは、
『外資系で日本語を使う仕事』OR『日系で英語を使う仕事』
ということになってきそうです。
国の候補が絞れたら、海外求人に強い人材派遣会社に登録するのが賢い
ここまでしっかり考えて、行きたい国をいくつかに絞ったら、人材派遣会社を探してみるのがオススメです。
海外転職に強い代表的な転職エージェント3選
>> マイナビエージェント
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のりこ
3. その国のビザ事情をしっかり調査しよう
海外就職には「企業からの内定」と「就労ビザ発給」が必ずセットで発動されなければ実現しません。
なので、働きたい国の候補がいくつか上がったところで、次はビザのことも考えないといけません。
転職エージェントに登録して探す場合はエージェントの担当者さんが詳しく教えてくれるので心強いですが、自分で調べることも十分可能です。
国によって様々な条件がある
就労ビザと言ってもその国によっていろんな種類があったりします。例えば私が働いていたシンガポールでは、
- Employment Pass
- S Pass
- Work Permit
の3段階に分かれていて、それぞれ雇用条件や給与、ポジションによって厳しく分けられています。
また雇用主から内定をもらっても、就労ビザが発給されなければその国では働けないので、最後まで油断はできません。
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4. その国の住宅事情も調べよう
また海外で働くということは、その国に住むことになるわけですから、単身であっても家族付帯であっても、『海外移住』することになるのです。
その国の物価や家賃はどれくらいか調べよう
自分が働こうとしている国で、外国人たちはどんな生活をしているのか調べてみることが大事です。
ところによっては家賃自体がバカみたいに高くて、もらえる給料では到底生活が立ち行かない、なんてことにもなりかねません。
また国や地域によっては敷金が1年分必要なところもあったり、マンションの1室だけを借りてオーナーと共同生活になるスタイルや、外国人数人でシェアするところなど、本当に様々です。
その中から自分にあったスタイルの住居を予算内で借りられるかどうかを見極める必要があるのです。
シェアハウスで疲れた人
居住先の見つけ方のおすすめ
海外で働いてみたいと思いながらもちょっと尻込みをしてしまう最大の理由は、
『身寄りがなくて住むところを1から探さなければいけない』
ことではないでしょうか。
わかります ( ´ ▽ ` )
知らない国で、知り合いもいないし土地勘もゼロのところで家を探す。
こんな難易度の高い課題は、長い人生の中でもそうそうあるものではありません。なので、せっかくなので楽しんでしまいましょう。
<住居の探しかた>
- 転職エージェントに現地の不動産屋さんを紹介してもらう
- 現地在住の不動産エージェントに連絡してみる(ネットで調べると出てきます、日本人もけっこういます)
- SNSを最大限に活用して情報を集める(ほとんどの不動産エージェントはSNSやってます)
- 転職先(雇用主)に住宅手当や住宅提供の制度があるか確認する
雇用主となる企業によっては、家を用意してくれるところもありますので、必ず聞くようにしましょう。
5. その国の人たちのライフスタイルも調べておこう
働きたい国が決まって、その国での物価や家賃なども調べ終わったら、最後にやるべきことは、
現地での生活がどんなものなのか
をきちんと把握するリサーチ活動です。
外国に住むということは、言語や食べ物、宗教、気候、交通の便、水道の安全性など、すべてが日本とは異なる世界に飛び込むということです。
気候
海外に住むにあたり日々の生活を大きく左右するのが、その国の気候です。
日本のように四季があるのか、赤道直下で年中夏なのか、南半球で季節が逆なのか、いつもどんより雲が低いのか、アホみたいに乾燥しているのか、クソ寒いのか、ジトジト毎日カビとの戦いなのか
世界中の様々な国に、それぞれの気候があります。
常夏のシンガポールに7年間住んでいた私は、仙台のじっとりした寒さが嫌いだったので最初は『夏・ウェルカム!』な感じで移住したのですが、
さすがにずーっと夏は、きつかった。季節感なくなるし、年中日焼けで真っ黒になったし。
宗教
日本人はこと宗教に対しては異常なほど知識不足な人が多く、『無宗教』であることが良しみたいな風潮すらあります。
でも一歩外国に足を踏み入れたら、その国で守られている宗教は必ず敬わねばなりません。
彼らの宗教の決まりごとやタブーもきちんと調べた上で、その国でも暮らしていけるのかどうかを決める必要があります。
まとめ
『海外で働いてみたいなぁ〜』と漠然と考えてはいるけれど、実際にどんなことをしたらいいのかわからないという人に向けて、5つのステップをご紹介しました。
海外で働くということは、本当に良い経験になりますし、仕事でどうしても緊急で必要になることから、否が応でも語学力は爆上がりします。
ぜひこの5つのステップを参考に、日本を飛び出して海外で大活躍しちゃってくださいね。
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