シンガポールのソウルフード肉骨茶(バクテー)とは?|バクテーの歴史から美味しい食べ方まで

【バクテー】という言葉をどこかで聞いたことありますか?

そうです、バクテーといえば、

ポークリブとニンニクをいろんな種類の中国ハーブで煮込んだシンガポールのソウルフード「肉骨茶

のことです。

最近では、斎藤工さんや松田聖子さんが出演した映画『家族のレシピ(ラーメン・テー)』の中で、シンガポールのバクテーと日本のラーメンが国を2つの国に分かれた家族愛をつなぐという物語から、日本でもバクテーに対する関心が高まりつつあるようです。

バクテー好き女子

あの映画でバクテー屋さんとして出演している妻のお兄さん役は、マーク・リーというシンガポールの有名なコメディアンなんです。劇中で彼が話す強い訛りのある英語が、いわゆるシングリッシュと呼ばれるシンガポール独特のアクセント。

ちなみに彼はあのコテコテのシングリッシュで笑いをとるのが芸風、ある意味わざと誇張したシングリッシュを話しているんですよ。

本記事では、そんな今話題のバクテーについて、7年間シンガポールに暮らし本場の名店でバクテーを食べ尽くしてきた私の経験を交えながら詳しくご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
  • バクテーって言葉は聞いたことあるけどどんな食べ物なのか知りたい
  • バクテーが日本でも食べられる方法を知りたい
  • シンガポールのバクテー屋さんのおすすめを知りたい
  • バクテーの美味しい食べ方やサイドディッシュも知りたい

バクテーってどんな食べ物?

バクテーとは、中国語で「肉骨茶」と書きます。

読んで字のごとく、豚肉を骨ごと、にんにくとたくさんのハーブで煮込んだ薬膳スープのことです。

バクテーのルーツは中国福建省

バクテーが生まれたのは中国の福建省と言われています。

福建省からシンガポールやマレーシアに移住してきた人たちが、故郷の料理を再現したもので、もともとは低賃金で重労働をしていた彼らが、安くて精がつく食べ物として、精肉された残りの肉片がついた骨を利用して作られていたのだそうです

バクテーの種類

バクテーには実は大きく分けて2種類あります。

同じ「バクテー」という名前ながら、下記のようにシンガポールスタイルとマレーシアスタイルにはっきりとした違いがあるのです。

  スープ 具材 提供方法

シンガポール

白コショウが効いたクリアなスープ

スペアリブ、にんにく

各自スープボウルで

マレーシア

中国醤油ベースの茶色いスープ

豚肉、きのこ、油揚げなど

土鍋でとりわけ

どちらも美味しいのですが、味や姿はまったく別の食べ物です

シンガポールもマレーシアも、バクテーのルーツは同じく中国福建省。

ですがマレーシアのバクテーはより『薬膳鍋』の雰囲気が強く、シンガポールはコショウの効いたあっさり目と、それぞれのバクテーが発達した地域によって、ここまでの違いが生まれるとは驚きです。

バクテーは日本でも食べられる?

はい!バクテーは日本でもとっても簡単に食べられます。

で簡単に作れる本場の味

バクテーはハーブスープなので、そのハーブさえあればあとはすべて日本に売っている食材で簡単に作ることができます。

\バクテー用ハーブってこんな感じ。中はティーバッグみたいになってる/

↓ こちらはシンガポールスタイル

↓ こちらはマレーシアスタイル

バクテー専門店が日本に出現

先述のように、このハーブさえあればバクテーは簡単にできてしまいます。

がしかし、そのハーブからすべてをオリジナルで調合し、数年かけて味の研究して作られたというバクテー専門店が東京にあるというのです。

本場を超える味」と評判になっているそうなので試してみるのもいいですね。

参考 新嘉坡肉骨茶赤坂のバクテー専門店

本場シンガポールのおすすめバクテーショップ

せっかく食べるならやっぱり本場の、本物のバクテーを食べてみたい!

という方には、シンガポールで昔から地元民に愛されてきたバクテーの老舗の中でも、私が特におすすめする

絶対に間違いない2店 ( ̄∀ ̄)

をご紹介します。この2店は、私がシンガポールに住んでいる間に何度も通った店で、外国人でも英語が苦手でも問題なくソワソワせずに食べられますのでぜひ行ってみてください。

松發肉骨茶 (Song Fa Bak Kuh Teh)

この『ソンファ・バクテー』は、おそらくシンガポールで一番有名なバクテーの老舗です。

中国の潮州出身の創立者が1969年に手押し車一つで売り歩いたのが始まり。

私が初めて行ったときは、きったないコーヒーショップみたいなところだったのですが (その当時から行列は絶えませんでした)、人気の上昇とともにお店も広くきれいになり、支店もたくさん増えました。

最近では2019年4月にオープンしたての、チャンギ空港に併設された商業施設ジュエル内にも出店しています。

ソンファ・バクテーで提供されているスープはもちろんすべて毎日手作りだそうですが、ここのバクテーはあまりにも有名なため、店頭やスーパーではこの松發肉骨茶のハーブミックスが売られていて、日本へのお土産には持ってこいのアイテムになっています(持ち運びに軽くて便利)

参考 松發肉骨茶ソンファ・バクテー

欧南園亜華肉骨茶 (Outram Park Yahua Rou Gu Cha)

 

ここはシンガポールの金融街にもほど近く、お昼時になると近くのオフィスで働く人たちがたくさん押し寄せてきます。

ここは、ローカルにも旅行者にも愛される、味に定評あるバクテー店です。

のりこ

私もオフィスが近かったので、日本からお客様が来た時にはよくここに連れて行きました。みなさんとっても喜んでくれました。 ここは「松發肉骨茶」より商売っ気がないのが好き。
参考 欧南園亜華肉骨茶Outram Park Ya Hua Rou Gu Cha

バクテーの美味しい食べ方とサイドディッシュ

そのままでも十分美味しいバクテーですが、ちょっとした工夫でさらに最高に美味しくなる方法があるので、それもご紹介しましょう。

バクテーの注文~会計まで

バクテー屋さんに入ってから出るまでの流れはこんな感じです。

STEP.1
注文
席につくと注文表と鉛筆が渡されるので、必要な数量を記入しておばちゃんに渡す。
STEP.2
到着
バクテーが来たら、まずはスープを一口。肉は備え付けのダークソースをつけて。
STEP.3
アレンジ
スープ、ごはん、肉を一通り食べたら、次は油条を浸して食べたり、麺を追加したりしてアレンジを楽しむ。
STEP.4
おかわり
バクテーは『ちょっと少ないな』くらいの量で出てくるのですが、スープは後からおかわりが可能です。
STEP.5
会計
別会計なんて気の利いたことはしてくれないので、代表して払って後から割り勘しましょう。

このように、ほとんどのお店では注文は専用の用紙に記入してわたすだけなので、英語や中国語ができなくても簡単に注文できます。

ちなみに、店に入ると無言で出されるすごい匂いのウエットティッシュは、微妙に有料ですので不要なら返してしまいましょう。

バクテーの醍醐味はスープ

バクテーのスープは、一口飲んだらすぐに美味しい。ハーブと豚肉でどうしてこんなに美味しくなれるのかと疑問に思うほど美味しい深みのあるスープです。

それでいてシンガポールのバクテーはどこも無添加にこだわっているので安心です。

しかも上記「ステップ4」の通り、スープはおかわりできるのがバクテーの最高なところ。

「わんこそば」なみに、とまではいきませんが、人手に余裕がある日はお店のおばちゃんがやかんにバクテースープを入れてまわってきて注いでくれます。

圧倒的にバクテーが美味しくなるサイドディッシュ

バクテー店に行くと、バクテーの他にも色んなメニューがあることに気づきます。

代表的なものとしては、

  • ベイビーカイラン(青菜のオイスター炒め)
  • 油条 (揚げパン)
  • キャムチャイ(漬物炒め)
  • 豚足とろとろ煮
  • ミースア(そうめん)

など。これらはもちろんバクテーと一緒に食べると相性が良いということで売られているのだと思いますが、その中でもさらにこれだけは絶対外さないでほしい「マストアイテム」がはこちらです。

  1. 油条(揚げパン)
  2. キャムチャイ(漬物炒め)

この二つです。とくにキャムチャイはごはんとの相性もぴったりすぎて無限に食べられてしまいます。しょっぱさや酸っぱさがとても程よくて美味なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、シンガポールのソウルフードと呼ばれている【バクテー(肉骨茶)】について詳しくご紹介しました。

実は私もバクテー用のハーブをスーパーで買ってきて、自分でバクテーを作ってみたことがあるのですが、本当に簡単に、ほぼコツいらずで美味しく出来上がりました。

シンガポールや東京の専門店などにすぐにバクテーを食べにいけない方は、ぜひハーブ(スパイス類)を買って、家で再現してみてくださいね \(^o^)/

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